人生最後の学園祭発表2日目 11/04 | no title

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高をくくる

物凄い、恐らく物凄い妙な夢を見て

うなされて目を覚ました。

時間は午前5時。

寝たのは午前1時、まだまだ大丈夫な範囲。

目覚まし時計はやはり意味をなさなかった。

 

今日が最後という実感はまるで無かったけれど

朝の空気が清々しかったことは覚えている。

天候もかなりさっぱりとしている。

悪天候もなく、後輩達も胸をなでおろしているのだろう。

 

大学へ向かう途中に先日の欠点を埋めるための動画編集を施す。

そのおかげで電車コンビニ大学までの道中、

僕はずっと右手にPCを抱えるハメになってしまった。

動画編集を終えて、発表用のPCに入れた。

 

本番は欠席のはずのメンバーが来れるようになったので

急遽今まで練習していた8人態勢から9人態勢へとシフトすることになった。

本番前1時間。

この急激な変更にどうやって対応できるだろう。

少しばかり頭を悩ませた。

 

しかしながら、発表自体は上手くいった。

惜しむらくは、録画の撮影に失敗していたことだろう。

人生最後の発表は記録媒体に残ることはなかった。

最後の単語を表す瞬間、少しだけこみ上げるものが、自分の中にはあった。

 

発表を終えた。

体は熱かった。1回生から始めた僕のパフォーマンスは

一体どう成長していったのだろうか。

 

もうこれで終わりだ。

終わりにしよう。

 

発表が終わり、備品の返却も終わった。

僕は学園祭で人が賑わっていないはずれで落ち着いていた。

感傷に浸りたい気持ちだった。

こんなとき誰か居てくれたら良かったろうに。いや、そんなこともないか。