久しぶりに雨があがった。
鬱屈した気分を緩和する為に、出かけてみた。
特に身だしなみが整って居ない状態だが、誰にも合わないだろう道程は気楽なものだと思う。よく見ればフェンスについた葉が赤色に染まりつつある。実感としては薄かったがもう秋なのだから、景色にこうやって反映されていっているのは当たり前か。
池の周りは時間帯によって大きく景観を変えているようなきがする。小学校の周りにあるのが相応しいような自然の色合いを残した場所である。小さな池には魚も生息していた。こういった魚ももしかしたら市が管理しているのかもしれないと思うと、怖くなった。
この場所は帰るときもそうだが、大きく空が見渡せるこのあたりでは唯一の場所である。広い景色を町中で見ることが出来るのはいいことだ。いつまでも余計な開発をせず、のこしていてほしいな、と思った。