神戸での合宿を終えた僕は
9月4日にある駅前のパン屋に来ていた。
そこに現れたのは
高校時代でパソコン部の副部長を務めていた男だった。会計かもしれない。忘れた。
僕は5日から7日の間で
大阪から三重を歩くことにしていた。
その話を聞いた彼は、まさかの着いてきてくれることになったのだ。
真面目な彼は打ち合わせをする、と僕を呼び出したのだった。
パソコンで議事録を丁寧に取る。
まぁまぁ、彼は真面目な男だった。
ルートの心配をしているようだ。
何せ僕はそんなことなど全く考えていなかったのだから。
打ち合わせを終えた。
翌日から、僕の一生に一度のバカが始まる。