この日は「スクーリング」というものに協力を依頼されたので、とある大学にいってきた。
通信教育を受けている人達が、土日に実際に学校に来て授業を受けるようである。
時間は四時間。
長い。
大阪の終点から、京都まで電車で行き、そこから山を登ってようやくたどり着いた。
携帯の地図アプリは訳の分からない方向を示し、たどり着かないものかと思われたが、なんとかたどり着いたのだ。
所要時間は3時間ほどだった。
大学のなかはなんだかオシャレで、大きくはないが好感を持った。
食堂でパンとゼリーを食べる。
この日の僕の協力内容は手話通訳である。正直言うと手話通訳自体の経験は浅く、それほど得意なわけでもなかった。
そもそも手話の技法も勿論だが、先生の話を理解し、租借し、手話に変換する必要がある。
つまり、普通に授業を聞くよりもかなり難しいのだ。
3人交代制で行った。
かなり歴が上の方もいらっしゃつたので、教えてもらう。
やはり教えてもらうとは良いことである。
むしろもっと厳しく細かく指摘してくれと言いたいくらいだった。
夕方。
通訳を終えると、なんだか見知った手話サークルのある場所を通りかかったので立ち寄ることにした。
結局時間は9時になってしまい、僕が家に帰ったのは10時30分過ぎのことである。
今日は京都。
明日は兵庫である。
就職活動さえ終わっていれば楽しい毎日なのだが………。