夏休み七日目:煤ける | no title

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高をくくる

神様が七日目に休んだんだから
なんかこう、自分だって休みたいじゃないっすか……

消しゴムを拾って

夏休み七日目
もう一週間が経ってしまった
少し気分が冴えないのは現在のクラスメイトに
話かけても全く反応されないという事態が
二日連続起こったという事からだ
普通二回も連続でこうなるだろうか……

今は見た目の移り変わりが激しい時期だけど
だからといってそんな他人の様に変わっているとは到底思えない

そもそも
「見た目の移り変わりが激しい時期」
って何だよと思うかもしれない

そう重度の天然パーマだ
丁度今はその矯正が解けかけている時期
封印が解放されるとそれはまるで鬼の様に
恐ろしい髪型(アフロ)が姿を現すのだった
……正直自分以外の天然パーマを見てもこの髪型だけは
駄目だと思う……

夏期講習を始める知り合い達
130P以上の課題を出される知り合い達
浪人なのに街を出歩いてる先輩達
成長し過ぎて誰だか分からない感じになってる後輩達

人は何で人の事忘れるんだろう
昔仲を良かったはずの人は
何故再会したときまるではじめましてとでも
言いたげな一歩も二歩も退った態度を取るのだろう

ヘイ、昆虫達、勉強の邪魔だぜ