🔹 菊理媛神ってどんな神様?
真央「ねえ、まほろ。菊理媛神(くくりひめのかみ)って、あまり聞かない神様だけど、どんな神様なの?」
まほろ「菊理媛神は、日本神話に登場する縁結びと調和の神様だよ。ただ、すごく珍しい存在で、『古事記』には登場せず、『日本書紀』に一度だけ名前が出てくるだけなんだ。」
真央「えっ、そんなに影が薄いの?でも、縁結びの神様ならもっと有名になってもよさそうなのに。」
まほろ「実はね、菊理媛神は黄泉の国(よみのくに)に関わる神として語られてるんだよ。」
🔹 黄泉の国での仲裁者
真央「黄泉の国って、イザナギがイザナミを迎えに行った話の舞台だよね?」
まほろ「そう!『日本書紀』によると、イザナギとイザナミが黄泉の国で口論していたときに、菊理媛神が間に入って、仲裁をしたとされているんだ。」
🔸 黄泉の国と菊理媛神の役割
- イザナギが亡き妻・イザナミを迎えに行く
- イザナミの変わり果てた姿を見て、恐れたイザナギが逃げ出す
- 怒ったイザナミが黄泉の国の軍勢を差し向ける
- イザナギは黄泉比良坂(よもつひらさか)を封じ、決別を宣言
- そのとき、菊理媛神が現れ、何かを語った(が、詳細は不明)
真央「えっ? そこで菊理媛神が何を言ったのかは書かれてないの?」
まほろ「そうなんだよ! でも、**『菊理媛神の言葉を聞いたイザナギは深く感心した』**っていう記述が残っているんだ。」
真央「それってめちゃくちゃ気になる…! イザナギが感心するほどの言葉って、一体何だったんだろう?」
まほろ「諸説あるけど、たとえば『二人の縁は完全に切れたわけではない』とか、『イザナミの想いを理解してあげて』っていう意味のことを言ったんじゃないかって考えられているよ。」
🔹 縁結びと浄化の神としての菊理媛神
真央「でも、それでどうして菊理媛神が縁結びの神様になったの?」
まほろ「黄泉の国での仲裁をしたことから、**“人の縁を取り持ち、結ぶ力”**があると考えられたんだよ。」
🔸 菊理媛神のご利益
- 縁結び・復縁 → 縁をつなぐ、切れた縁を修復する
- 人間関係の調和 → 争いごとを収め、関係を良好にする
- 魂の浄化 → 過去の因縁やカルマを清算する
真央「恋愛だけじゃなくて、人間関係全般の縁を結んでくれる神様なんだな。」
まほろ「そう! しかも、“くくり”って名前には『括る』とか『結ぶ』って意味があって、そこから人々の縁をつなぎ、和合をもたらす存在として信仰されるようになったんだよ。」
🔹 菊理媛神のエネルギーを受け取る方法
真央「菊理媛神のエネルギーを受け取るにはどうしたらいい?」
まほろ「菊理媛神の信仰が残る場所を訪れるのもいいけど、日常生活でもそのエネルギーを取り入れることができるよ。」
🔸 菊理媛神のエネルギーを取り入れる方法
- 人間関係を整理する → 過去のしがらみや執着を手放し、新しい縁を受け入れる
- 「結ぶ」行為を意識する → 結び目のあるアクセサリーを身につける、願いを込めて紐を結ぶ
- 浄化を行う → 塩風呂やお香で心と空間を浄化する
真央「じゃあ、もし恋愛や人間関係で悩んでいたら、菊理媛神にお願いするといいのかも?」
まほろ「うん! 特に、復縁や関係の修復、過去の因縁を断ち切るときに力を借りるといいと思う。」
🔹 まとめ:菊理媛神の神秘とご利益
🔹 菊理媛神は、『日本書紀』にのみ登場する謎多き神
🔹 黄泉の国でイザナギとイザナミの仲裁をした存在
🔹 縁結び・復縁・人間関係の調和の神として信仰されている
🔹 浄化と縁結びのエネルギーを持ち、魂の清算にも関わる
まほろ「菊理媛神のエネルギーを意識すると、新しい縁を迎える準備ができるよ。」
真央「たしかに、過去の縁を整理するのって大事だよな!」
まほろ「そう! あなたも、菊理媛神のエネルギーを感じながら、新しい縁を迎えてみませんか? ✨」