玄関まで来たとき、館の中には煙が充満していた。
私は鍵を開けて外へ飛び出すと、無我夢中で走り続ける。
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ふと振り返ると、既に館の全体に火の手が回っているようだった。
いつの間にか雨は上がっているので、炎の勢いは増すばかりだ。
数時間もすれば、〈地獄の館〉は灰塵に帰すだろう。緊張の糸が途切れ、私は思わず座り込んだ。
雨に濡れた地面が下着を汚したけれど、それを不快に感じることもなく、
私は炎に包まれる館を見つめていた。
夜の闇を照らす真紅の炎は鳥肌が立つほどに美しかった。
また、どこか悲しい感じのする色調でもあった。
(エピローグへ続きます)
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 1/18
運点 6/9
恐怖点 9/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
クリス・ナイフ
ロープ
ニンニク
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている
合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り
館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと
どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある