通路を進んでいくと、やがて大きな部屋に出た。岩の壁には神秘的なシンボルが描かれている。
部屋の中央に祭壇があり、その周りにヤギの頭を突き刺した杭が立てられている。
黒い布で覆われた祭壇の横に、ヤギの仮面を着けた人物が立っている。
他の連中と同じような白い衣を着ているけれど、仮面は紫色に染まっていた。
多分、崇拝者のリーダーに違いない。
私は祭壇を取り巻く集団の後ろに立って、様子を窺う。
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?「放して! 放してぇ────!」
しばらくすると、通路から若い女性の悲鳴が聞こえてきた。
仮面を着けた二人の崇拝者が祭壇へ近づいていく。彼らは金髪の女性を抱えている。
もしかしたら、あの牢獄に閉じ込められていた人では… そうだ! あの幽霊も言っていた。
昨夜も若くて美しい女性が伯爵たちに捕まってしまいました。
この館へ迷い込んだ看護師です。
看護師「嫌よ! 嫌よ! 嫌よぉぉぉーっ!!」
看護師は激しく抵抗しながら、甲高い声を上げて続けている。
しかし、結局は祭壇の上に縛りつけられてしまった。
崇拝者たちはリーダーに導かれて、一斉に何かを唱和する。
そして短い詠唱を済ませると、リーダーが崇拝者の一人を呼びつけた。
リーダー「イサクソン!」
イサクソン「はい!」
リーダーとイサクソンは互いの仮面を交換した。
イサクソンは祭壇に近づくと、衣の中から鋭い短剣を取り出す。
ワアアアア~!!
他の崇拝者たちは興奮している。怪しい儀式はクライマックスを迎えようとしている。
今なら逃げられるかもしれないわ。けれど、彼女を放っておくわけにも…
ああ、どうすればいいの?
・この儀式を見守る
・逃げ道を探す
・看護師を助けようとしてみる
戦うのは無理だ。あまりに相手の数が多すぎる。
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 17/18
運点 8/9
恐怖点 5/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
ロープ
ニンニク
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている
合言葉はドラマーの伯爵の名前と同じような綴り
館の主とは赤い部屋(食堂)で戦うこと
どこかの部屋の鏡の後ろに食堂の扉を開ける鍵がある