私は『モルダナさん…でしょ?』と答えた。
老婆「ちっ、私も有名になっちまったね」
老婆は舌打ちした。
モルダナ「いいだろう。お前の質問に答えてやろうじゃないか」
私が秘密の部屋について尋ねると、モルダナは鼻で笑う。
モルダナ「秘密の部屋だって? お嬢ちゃん、この館は秘密の部屋と通路だらけじゃよ。
その大半は地下にあるが、そこから一階や二階へ通じる道もある。
最も巧妙に作られたのは御主人様が大事な物を隠した部屋じゃろうな」
大事な物!? まさか…
モルダナ「その部屋に入りたかったら、地下室にある階段の下を調べることだ。
でも、合言葉を知らなければ、決して入り口は開きゃしない」
合言葉…!
モルダナ「私も昔の合言葉は知っているが、御主人様は合言葉を変えてしまっただろう」
私はモルダナに『新しい合言葉を知っている人はいないの?』と聞いてみる。
モルダナ「シーコウを捜しなよ。多分、あいつなら…」
そう言うと、モルダナは目を閉じてしまった。もう話す力も残っていないようだ。
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私はベッドから離れて、モルダナから聞いたことを考えてみる。
よし、地下室で階段を見つけたら、その下を探ってみよう。
だけど、その前にシーコウとやらを見つけて、合言葉を教えてもらわなくちゃ…
私は部屋を出ると、階段の所まで戻った。
二階の部屋の大半は調べたので、次は一階を探索してみよう。
私は四方八方に目を配りながら階段を下りていく。
★ステータス
技術点 11(戦うときは-3)/11
体力点 14/18
運点 9/9
恐怖点 3/10
★持ち物
ペーパーナイフ(戦闘の際の技術点を原技術点の値にして戦える)
肉切りナイフ(戦闘の際に技術点に3を加えることができる)
ロープ
ニンニク
★メモ
アバッドンにモルダナが
地下室の階段の下に秘密の部屋の入り口がある
秘密の部屋を開ける合言葉はシーコウが知っている