少年少女世界文学全集の第8巻です。

エジソンは約1300もの発明と技術革新を行った人物です。
ダーウィンは進化生物学を研究した人物です。
エジソンはアルカリ電池などの発明も行ったそうです。
1847年、トーマス=アルバ=エジソンは産声を上げました。
幼い頃から好奇心が強く、危険な目に遭うことも…
地下室で友達と毒薬を作ったり…
猫の背中をマッサージして、電気を起こそうとしたこともあったそうです。
自作の電信機が完成! エジソンは大喜びです。
30歳のときには蓄音機を発明して、世界中の人々を驚かせました。
エジソンは決して生まれながらの天才ではありませんでした。
彼は耳が不自由でしたが、そのおかげで研究に集中できたと言っていたそうです。
エジソンは自身の障害を幸せに変えた魔法使いなのです。
ダーウィンは昆虫や植物が大好きな少年でした。
そんな彼に、生物学者になるチャンスが訪れるのです。
1809年、チャールズ=ロバート=ダーウィンはイギリスで生まれました。
ダーウィンは勉強が嫌いで、いつも遊んでばかりいました。
もちろん、成績が良くなるはずもありません。
そんなダーウィンでしたが、彼は本が大好きでした。
特に動物や植物について書かれた本を熱心に読みました。
16歳のとき、ダーウィンは医者になるためにエジンバラ大学へ入りました。
ところが、手術を受ける人の悲鳴を聞いた途端、彼は手術室から逃げ出しました。
(この時代には麻酔薬は使われていなかったのです)
エジンバラ大学を中退後、ダーウィンはケンブリッジ大学へ入学しました。
この頃からダーウィンに運が向いてきました。
彼はヘンズローという教授のおかげで、世界旅行へ行けることになったのです。
1831年、ダーウィンたちを乗せたビーグル号はプリマスの港から出帆しました。
この世界一周旅行があったから、彼は進化論を研究することができたのです。
ダーウィンは昆虫や植物だけでなく、地質の調査なども行いました。
1859年には自身が書いた《種の起源》という本を出版しました。
翌年の1860年には進化論についての討論会で、反対派に打ち勝ったのでした。













