少年少女世界文学全集の第15巻です。

19世紀の物語です。

大人も子供も楽しめる作品だと思います。
主人公のトム(トマス=ソーヤー)です。
トムの友達のハック(ハックルベリー=フィン)です。
ハックは学校へ通わず、自由気ままな毎日を過ごしています。
そんな彼をトムたちは羨ましがっているのでした。
トムのクラスメイトのベッキーです。
ある日の夜、トムは猫を埋葬するために、ハックと一緒に墓地へ行きます。
…! 墓地の外れから誰かの声が…
ああ! あれは恐ろしい大男のインジャン=ジョーです。
インジャン=ジョーは酔っ払っているマフ=ポッターからナイフを奪い取ると、
医者のロビンソン先生の胸に突き刺しました。トムとハックは慌てて逃げ出しました。
翌朝、マフ=ポッターが容疑者にされます。
保安官『お前がやったんだな?』
マフ『よ、酔っ払っていたんで、何も覚えてない…』
このままではマフが殺人犯にされてしまいます。
しかし、トムとハックは本当のことを知っています。
後日、裁判が開かれました。
トムは証人として、インジャン=ジョーはマフの友人として出席します。
トムは勇気を出して強い口調で言いました。
トム『僕は陰から見ていました。先生を刺したのはインジャン=ジョーです!』
裁判から数日後、トムは友達と一緒にピクニックへ行きました。
もちろん、愛しのベッキーもいます。ところが…
トムとベッキーは広大な洞穴の中で道に迷ってしまいました。
トムはベッキーを休ませて、出口を探そうとしますが…
ああ、絶体絶命です。果たしてトムとベッキーの運命は…?
長編ですが、スムーズに話が進んでいくので、ストレスを感じません。
時間を掛けて熟読する価値のある名作です。












