(写真提供:長尾迪)

 

今回は、あの時を振り返るシリーズその1。

 

俺様がドン・フライ選手とプライドのリングで闘ったのは2002年6月23日の事だった。

 

本来ドン・フライはマーク・コールマンと闘うはずで、

UFCのチャンピオン同士がプライドのリングで闘うと言うか夢の対決のはずだった。

 

でも1週間くらい前にコールマンが怪我をして、急遽ピンチヒッターとして起用されたのが俺様と言う訳だ。

 

この時俺は思った。

 

ドン・フライは髭面に星条旗のパンツ。

これはロッキーに出てくるアポロじゃないか?

そして突然のピンチヒッター起用された俺様はどう考えてもロッキー・バルボアだろうって‼」

 

「俺=ロッキー・バルボア」

 

これはやらない訳にはいかない。

 

俺様のドン・フライ対策は、首相撲で固めて膝蹴りでスタミナを奪う作戦だった。

でもゴングが鳴ると同時に、奴は激しく殴りかかって来やがった。

 

俺も「これはいくしかねーや」と無我夢中で殴り合った。

この時の感覚は「ドン・フライのパンチはそんなに痛くねーや」というもの、

この前に闘ったセーム・シュルトのパンチは本当に痛くてたまらなかったからね。

 

そして試合が終わって「また負けちゃったな」としょげていたんだけど、

 

控室に戻る道でもの凄い声援をもらったり、

翌日から道を歩いているだけで「この前の試合凄かったよ」と声かけてもらったり、

周りの反応が明らかにこれまでと違っているのを感じた。

「もしかして俺様は凄いことをしたのかも???」

 

その反応は世界でも同じで、アメリカ本土、ハワイ、ヨーロッパ、

どこにいっても「Great Fighter!!」と称賛されるようになっていった。

 

ドン・フライ戦は俺にとって大きな転機となったことは間違いない。

その意味でもドン・フライには感謝しているし、

当時プライドに挑戦させてくれた関係者にも改めて感謝している。

この写真を見るだけで、あの時を思い出す。

 

リハビリ頑張ろうと思える。

 

高山善廣

代筆:TAKAYAMANIAスタッフ

 

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