いつか天魔の黒ウサギ最終巻が出て思うこと。生まれて初めての最終巻について。 | 。o ○鏡貴也の健康生活Blog○ o 。

。o ○鏡貴也の健康生活Blog○ o 。

『武官弁護士エル・ウィン』 『伝説の勇者の伝説』 『いつか天魔の黒ウサギ』『終わりのセラフ』『黙示録アリス』を書いている、鏡貴也のブログです。


もう、みんな読んでくれたかな?



いつか天魔の黒ウサギ13 最後の生徒会 (富士見ファンタジア文庫)


最終巻、発売してしまいました。


僕は、もうすぐデビュー14年目なのですが、初めての最終巻。

だから緊張して書きました。
長く読んでくれた方が、満足いくものにできるかどうか。

1巻を読んでくれて、最後までついてきてくれた方にとって、竜頭蛇尾にならず、むしろ最後に竜が出てくるようなクオリティにできるようにしよう──ついてきてくれた方にとって、最後が一番凄い……そういう作家になれるよう頑張ろう、と、緊張しました。

あたりまえですが、部数でいうと一巻よりも二巻が、二巻よりも三巻が、と、少しずつ下がっていくものなわけで、見てくれている人は、最終巻が一番少なくなるわけです。

だから竜頭蛇尾でいいじゃん──という意見があったりもするんですが、僕は、長く、最後までつきあってくれた仲間に、僕ができる一番凄いものを見せたい──付き合ってくれたこの時間が無駄じゃなかった、素晴しいものだと思ってもらえるようにしたい、そんな作品を作りたい、と思っていて、だから、今回は一番緊張しちゃう瞬間なわけです。

結果、自分的にはとても満足いくものにできました。

キャリアの半分を一緒にすごした、大兎、月光、ヒメア、美雷、泉、ハスガ、セルジュ、いつ天のみんな。読者のみんなに恥ずかしくないものに、たぶん、少なくとも僕の中ではなったと思います。

最終巻はちょっと展開が劇的なので、何度も何度も号泣しながら書いて、もう、疲れ切ったのですが(笑)

でも、読んでくれた方の感想を見ても、みんな同じような気持ちになってくれたみたいで、ああ、五年の時間をみんなできちんと一緒に過ごせたんだなぁとか、そんなふうに思えました。

だって五年です。
高校より長いんです。
もしも一緒に過ごしたんなら、振り返ったときに、思い出したときに、素晴しいものになっていたほうがいいと思うんです。


完結して、いろんな人におめでとうを言われました。
一緒に作品を立ち上げたキャサリンからもメールがきて、
一緒にお仕事ができて、とても楽しかった!
と、言われました。
僕も同じ気持ちです。


『いつか天魔の黒ウサギ』はこれで最終巻ですが、でも、
読者のみなさん。
書店のみなさん。
キャラクターたち。
イラストの榎宮祐さん。
担当のキャサリン。
引き継いで頑張ってくれた山ちゃむ。
現担当のハーギー。
いつ天に携わってくれた全ての方々!
みんなで作ったこの作品に関われて、幸せでした──
そういう気持ちで、最後を迎えることができました。
だから最後に言わせてください。
いつもこればっかり言ってますが。


みんなありがとう!


僕は『いつ天』大好きだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!



よし!


それでもちょっとまだ寂しいけど!(笑)


と、熱く語ったところで!
『いつ天』好きーなみんな、次は新作『黙示録アリス』へいってくださーい!


黙示録アリス (富士見ファンタジア文庫)

大好評発売中!!!





アーンド、終わりのセラフ&伝説の勇者の伝説もよろしくね!