2ヶ月以上Instagramからのシェアばかりで、しかも毎日の食事日記で、ちっとも「言わずにいられない」なんかじゃなかった。反省。今日は、言いたいことを強引に縮めてエキスだけ‥‥。
昨年の春に退職してから、少しだけ本業をしながら年金の半分ぐらいを早期受注して生活してきたけど、社会全体の景気低迷によって作文の仕事が激減し、残った仕事も若いライターに流れている。当然の成り行きだ。
23年間雑誌の編集部に所属し、その前のフリーライター時代も、記事や宣伝文を書きまくってきたけど、それが自分に最も合った職業ではないのかもしれないと思うことがある。ひょっとしたら、イベントの司会やインフォメーションの方が向いているのではないかと思う。室内のリフォームのアイデアを出すのが楽しいし、洋服の色合わせやコーディネートを考えると時間の経つのを忘れてしまう。食品添加物の種類と用途、トレーサビリティをチェックするのは当たり前で、体調不良を食品で治したりアドバイスするのは趣味のようなもの。
もし私がまだ50代半ばだったら別の事業を立ち上げたかもしれないが、もうジタバタしないことに決めた。思うように動けなかったコロナ禍のおかげで腹が決まった。サラリーマン時代に家族の生活を支え続けた年収はもう追っかけない。
支出のダイエットと質の異なる複数の収入源を作ることで、来年から始まる年金生活に備えることにした。
私の支出のダイエットは、心身の健康を維持するために不可欠なもの以外への支出を抑えることと、過去に買った衣類や持ち物の中で、使わないのに置いてあるものを最後まで使ってから、必要なものだけを購入すること。
従来、毎日の食材はCO-OPと宅配便で購入しているので、衝動買いは少ないのだけど、それでも無駄な買い物や、気の向かないお付き合いがあるのだ。
最後まで使いきることにしたのは２ヶ月ほど前。MOZブランドの２つのリュックの底がほぼ同時に剥がれて修復不可能になり廃棄したことがきっかけになった。
今までいくつのリュックを買って、どれをリサイクルショップに出してどれを捨てたのだろう。そんなことを考えたのだ。そこで、まだ使えるリュックやバッグ類をとことん使うことにしたのだ。
15年ほど前、通勤にリュックを使い始めたのだが、その最初のリュックがサザビーの黒いリュック。入口を紐でキュッと締め、かぶせ部分を革ベルトで固定する面倒なタイプのため、通常の出し入れは脇にあるファスナーを開けて行う。だからA4の封筒の角が擦れて型崩れしてしまう。書類を持ち歩くには向かないため、結局はほとんど使わないままバッグ掛け（カバンの木と命名している）にずっとかけてあったのだった。
質の異なる複数の収入源、つまりライター以外の仕事の一つめは、運動不足からくる老化を食い止めるための毎朝の高時給短時間バイト。歩くだけでもなく、屈伸だけでもない。腕も脚も膝も腰も、そして脳みそも全てを効率良く使って、ハイスピードで作業しなければならないため、私が期待した以上のエクササイズになっている。
種明かしをすると、銀座のど真ん中にある海外の高級ブランドショップの開店前の掃除である。ユニクロの価格とはゼロが２つ違う超お高い商品が並ぶフロアを一人で動き回って掃除するのだ。床の素材も、絨毯の種類も均一ではない。階段の段数は２か所合計で240段ほどある。テーブルもガラスケースも磨き、商品棚の埃も、ソファーの埃も取る。ウールが増えてくると毛埃が増える。今回こそ、髪の毛一本ちり一つ落ちていても見つけてしまう性格（気にする気にしないではなく）が本当に役立っている。
そして、体力があり運動神経もほどほど良いうちに、時給の高いバイトに就けてラッキーだったと思っている。深夜０時前に寝ることは年に一度くらいしかなかった私が、もう５ヶ月以上も早寝早起きを続けている。快挙だと思う。
先日、女友達にカミングアウトしたら「いいなあ私もやりたーい！」と言われたが、「普通のおばさんの体力と運動神経じゃ無理。オフィスの水回りなら出来るかも」と断言しておいた。
質の異なる収入源の二つめは、万が一頭や体を動かして働けなくなっても、死ぬまで安定収入が得られるシステムを構築することだ。商品を販売するのは苦手だし、投資も性格に合わない。一攫千金を狙う宝くじのようなものもやりたくない。じゃあ何か？と聞かれても、ここでは説明できない。出会えた運の強さというか、人間関係に感謝している。
写真がないのも寂しいのでリュックの写真をアップ。
いま使っている古いサザビーのリュック。捨てる前に撮ったMOZの二つのリュック。そして非常持ち出し用にしている底の剥がれたEDWINリュック。
いま使っている古いサザビーのリュック
2018年1月に買って先日捨てたMOZのリュック（買ってすぐの写真）
2019年?月に買って先日捨てたMOZのリュック（捨てる直前）
非常持ち出し用にしているEDWINのリュック。
底が剥がれて修繕が難しい。