『君達の能力がこれからする作戦に欠かせないんだよ!』


リーダーは、椅子から立ち私たちの前にたち


笑った


『まぁーお前らも覚醒するだろうし、話はそれからだ!』


『はぁー、そうですか』


Gが私たちを違う部屋につれていき


『よし!これから、覚醒までの間ここで生活してください』


何もない無機質な部屋で本が平積みにされており


白いパイプベッドが4つおかれていた


『えーっと、まずはCさんはとにかく本を読んでください』


そういうとGは部屋を出ていこうとしたので


『え!オレは?』


Gは困ったように


『うーん、もう覚醒が近いとおもうんですが…それに
十分戦えますし』


『え…だって自分の能力って言われても、移動だけだし』


『ぢゃあ、あそこの本をなんども移動させてもどしてきださい、あと浮かせるとか』


『…わ、わかった』


Gは出ていき


Cは、本を読み出した


私は、本の移動をさせようとした


はじめは、どうにもできなかったが、徐々に移動させる事ができ


距離や量も増えた


そうなると浮かせるのも簡単にでき


自分の体も、浮かせる事ができた


その間も、Cは黙々と本をよんでおり


積まれた本が次々に横に積まれていった


もう何時間たったんだろうか


常に夜なので感覚がない


部屋に時計があるが1を指しているだけだ


私は、暇になり


他に何が出来るかやってみた


Cに気付かれないように浮かせたり


無いものを部屋に持ってこれるか想像したり


そしたら、やっぱり出来なくガッカリした


エスパーならと思ったし


マンガの読み過ぎだろうか


こんな事を考えていたら


自然と眠りに落ちていた


~つづく~