助けて、逃げろ…


なんのメッセージなんだろう


ただ、嫌な感じしかしなかった


『おい!こっち』


Cがむこうでよんでいる


『なんだよ!』


『これって』


Cの指のさした所に食べ物のゴミが散乱していた


そうそれは、まぎれもなく私たちが食べたもののゴミだった


あの世界とは別のはずなのに…


どうやら、ダミーの世界と重なりかけているようだ


『あ!きた!』


頭の中でベルが鳴り響いた


また、目の前が真っ白になり目をさますと


そこは地獄だった


もう夜で、あの影の集合体が何人もいた


こんな絶望という事が似合う言葉はないだろう


ただ、そんな中で戦っている人がいた


よくみると、GとHだった


なぜ、あの二人が…


ただ、互角いやそれいじょうの力があるようだった


二人はこちらに気付き


『二人とも逃げてください!あとでまたあえますから』


『わかった!何もできなくてすまん!C!オレにつかまれ』


私は、場所を思い浮かべて念じた


ただ、うまくいくかは自信はなかった


目の前が白くなったかと思うと、とても明るい部屋にいた


周りをみわたしても、机と椅子があるだけだった


『どこだここ?』


『オレが範囲内に作った空間』


『え!お前そんな、事できたのかよ!』


『いや…かなりの賭けだったよ』


すると、GとHがいきなりあらわれた


Gがいきなり話し出した


『いやー無事でよかったよ!あんな最悪な所にくるんだもんな
、それにしても君はよくコントロールできてるね』

『あ、ありがとう…』


『でーここからが本題なんだけどーえっと何から話そうかな』


Gの話では、私たちが消えてから、3年たったらしい


そして今や地域制限なく、いつも夜らしい


『とにかく、リーダーにあってよ』


~つづく~