1月11日に投票日を迎える台湾総統選挙。

思い起こせば4年前,16才の周子瑜が前の選挙の鍵になったことを覚えてる人はいるだろうか。
彼女はかわいそうに,前回の投票日前日に,台湾は中国の一部であり,自身は中国人であると認め,謝罪させられた。
これが台湾の反中国意識に火を付け,民進党が勝利した大きなファクターとなった。

今年は美しい顔世界一になって話題の周子瑜,正直これは本当によかったです。

2004年の陳水扁銃撃事件も投票日前日に現職だった陳水扁が台南で銃撃され,結局僅差で陳水扁が当選した。(その後,選挙無効を訴える国民党による座り込みなどが起こった)

私のみるところ,台湾人の選挙に対する捉え方はかなり感情的だ。

陳水扁銃撃事件が起こった当時,私は台北にいたが,台北の人の大部分が民進党を嫌悪しており,銃撃事件が起こったことで,気分が悪くなった(やらせだと思ったり,これで陳水扁が有利になると思い,不愉快になった)人が続出した。

当時,台北の高学歴な友人に,なんで陳水扁が嫌いなのか,聞いたところ,「信じられないから」という答えで,政治は宗教かなんだろうかと思ったりもした。(原始において,政治と宗教はおなじものだったかもしれないが)

ちなみに,陳水扁銃撃事件はやらせだったと台南の医師が言っていた。ある病院が事件の起こる前からスタンバイして,総統が運ばれてくるのを待っていたらしい。あの事件は犯人が自殺して終結したので,怪しいは怪しい。

というわけで,当日まで結果はわからないのが台湾の総統選挙。特に僅差の場合。
今回は賴清德が出てるから,民進党が有利か。

誰が台湾人の感情に一番訴えられるだろうか。