こんにちは。みどりです。
9月になり、朝は涼しさを感じるようになりました。
いかがお過ごしでしょうか?
前回のブログでは、自由を求める2つの道をご紹介しました。
今回は、道の1つである生き方【カルマヨーガ(行いのヨーガ)で生きる】について、日常の行いをダルマ(調和)に一致させるということはどういうことなのか。ということをテーマにしていきたいと思います。
私は、今ご紹介しているバガヴァッドギーターなどの聖典に出会うまでは、自分の行動の意味やこの行いがどういう意味を持つのかという点について考えたことがありませんでした。
私たちの行動は、自由意志によって選択することができて、どんな人も追い求めているものは4つとされています。
それは、アルタ、カーマ、ダルマ、モークシャ(自由)です。
アルタとは安全。お金や、食料、家や人からの評価など人によってそれぞれの安全の考え方があります。
続いてカーマ(喜び)味覚やなどの感覚を喜ばせてくれるものであり、お菓子や、お寿司食べて喜ぶこと、音楽を聴くことや、アートなどを見て湧き上がる喜びもカーマです。
人は多くがこのアルタ、カーマを追い求めて追い求めて生きています。
そして今回のテーマであるダルマ
ダルマとは、”調和から生まれる喜び”です。
困っている人を助けることや周りの人と協力して何かをやり遂げること、ボランティア活動をした時になどに感じる喜びのことで、アルタ(安全)、カーマ(喜び)とは別の喜びを意味します。
困っている人を助けるということだけでなく、家族のために何かすることができた。お金のためだけに仕事をしているのではないとき、今日やり遂げなければならないことができた時。
そんな日の夜はきっと、美味しいものを食べられた時の喜びとは違った満足感があるのではないでしょうか。
これがダルマです。
私でいうと、子どもとの時間や、家事をすること、細かなことでは、提出しないといけない書類を期限内に提出するということも、やるべきことをきちんとやったということ。それをダルマをに沿って生活ができたと捉えています。
時々、無性に外に出かけたくなって、やらないといけないことを後回しにすることがあります。
そんな時は、頭の片隅にそのことがずっと残っています。
後から考えると、出かけるという行動はダルマに沿っていたわけではなく、カーマ(感覚的な喜び)を求めての行動だったと感じます。
何を求めているのか。これはとても興味深く、自分自身の行動の振り返る教えになっています。
また、バガヴァッドギーターを学ぶ中で、人が内面から成長すると”したいこととすべきことが一致”してくると教えてもらったことがあり、同時はよくわかりませんでした。
けれど子どもが生まれて、どうしても時間的な制限や、行動についても今まで通りにいかないことが出てきた時、私が今本当にやらなければならないこと、やりたいことはなんだろうと考えるようになり、少しずつですが意味が腑に落ちるようになってきているように感じます。(もちろんまだまだ理解不足なところや身になっていないこともあります)
アルタ、カーマ、ダルマ、自分の日々の行動がどこからきているのかを俯瞰してみるのも面白いかもしれません。
そして、人生で何を大切にしたいか、重きを置きたいかを考えるきっかけにもなるような教えだと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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