9/27(土)・29(日)両日は高槻高校・中学校にて文化祭が行われました。
今年の文化祭のタイトルは『青春18槻風』でした。
…このタイトル、よく「鉄研部員が考えたのですか?」と聞かれますが、名称決定時に当部部員は全く関与しておりません。むしろ、このタイトルで何も受賞できなかったら笑い物になるんじゃないかと思っていました(笑)。
そんな不安な持ちもありましたが、皆様の応援のおかげで、見事、悲願の文化祭大賞を受賞することができました!!
今年も例年通り研究展示とジオラマ展示で1部屋ずつ使用しましたが、大胆にテコ入れしたのが研究展示室です。
今までは説明が長々と書かれた模造紙を貼ってお客様に読んで頂き、質問があれば部員が対応するという形を取っていましたが、正直、じっくり読んで下さる方は少なかったです。
自分が客だったとしても、写真だけをパーっと見て退室するでしょう。
―これでは文化祭大賞を奪還できない。
危機感を抱いた研究班は改革を行いました。
目玉となったのが本校自慢の電子黒板を用いてのプレゼン発表。
研究班員自ら、原則、毎時30分から約10分ほど発表を行いました。
内容は近鉄編と和歌山電鐵編の2種類を用意しました。
土曜日はなかなか席が埋まらず焦りましたが、日曜日の一部時間帯では非常に多くの方に見て頂くことができました。
↑1番多くのお客さんに見た頂けた回。
又、模造紙発表をしない代わりに、A4の紙1枚で観光列車1種類を紹介し、それをまとめた展示「観これ」(観光列車これくしょん)や観光列車のパンフレットの展示を行ったほか、文化祭タイトルにちなんで本家「青春18槻風」に関する展示も小規模ながら行いました。
この他、研究展示ではありませんが、同室内では例年以上に質が高かった写真展示(班員が2名しかいないのに班長の写真は26枚中2枚しか展示できないほどでした)、鉄道模型コンテストでベストオブリアリティ賞を受賞したモジュールの展示も行いました。
一方、模型展示室は昨年以上にレベルが高いジオラマを目指しました。
部屋に入ってまず目に入ってくるのが
空港です。
心配だった誘導灯も無事点灯し、情景班の一年間の苦労が実を結びました。
もう新鮮味がないかなと思っていた高層ビルも、校長先生に「昨年よりすごくなっている」と褒めて頂きました。
個人的に好評だったのが意外だと感じたのは、バスの走行です。
昨年と違って、そこそこ走れるようにはなったものの、まだトラブルも多く、走行速度も非常に遅いので、あまり受けないかなと思いましたが、お子様を中心に好評の声を頂くことができました。
情景班が手掛けた自動運転システムは、私が見た限りではお客さんに自動運転ということを認識して頂けてたかが怪しかったですが、無事に走行していました。
こうした取組・アイデアが功を奏し、6年ぶりの文化祭大賞へとつなげました。
今年の客層を見ていて例年と違うなと感じたのは、若い女性(女子高生等)がジオラマを見て下さっていたことです。
鉄研は家族連れには大変人気であったものの、若い女性にはほぼ来て頂けていませんでした(ドアから少しのぞき見をされる方はいらっしゃいましたが、中に入ってみて下さる方はいらっしゃいませんでした)。
しかし今回は、まだ他の企画に比べれば少ないですが、教室内で若い女性の姿も見られました。
…もしかしたら、部員の姉や妹だったのかもしれませんが…。
でも、全員がそうということは無いです。
そういえば、私がJR東日本の駅名票風の看板を持って、学校玄関付近で宣伝をしていたら、若い女性から『この看板撮らせてもらっていいですか?』と声を掛けられびっくりしました。
興味があれば気軽に入ってもらえるような雰囲気を出せるようになったのは、大きな進歩だと思います。
…そんな今回の文化祭ですが、反省点もあります。
今回は例年以上に準備がギリギリでした。
研究班はかなり余裕をもって終わらせていました。
模型班もかなり余裕に見えたのですが、直前になって慌てだす事態になりました。
情景・模型両班は早い段階から遅れ気味で、実は建物班が担当していたいくつかの場所は完成が間に合いませんでした(駅前もそのうちの一つですが、駅前に関しては列車が見やすくなり、かえってよかったようですが)。
来年以降は余裕を持って完成させなければなりません。
来年は記念すべき50回目の文化祭です。
今年はなんとか当部が文化祭大賞を奪還できましたが、中庭ステージや劇団も盛り上がっていますし、他の文科系クラブ(特に、生物部と電気物理研究部)もレベルを上げてきています(私自身は見ていませんが、校長先生が閉会式でそうおっしゃられていました))。
連覇するためには、来年以降も進化を続けなければならないと思います。
最後になりましたが、文化祭にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして、この長文を読んで下さってありがとうございました!!