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高槻高校・中学校鉄道研究部公式ブログ

高槻高校・中学校鉄道研究部は1965年ごろに創部された伝統のあるクラブです。特に研究分野では毎年時事性のあるテーマを取り上げ、研修旅行で現場の声を取材します。その成果は文化祭と機関誌STATIONで発表します。

 みなさん、こんにちは。このブログを更新し続けてくださった前任者の高校2年生の方々は引退されてしまいましたが、このブログは私たちの手で更新し(続けるつもりであります(こんなこと書いたら前任者さんに怒られそう...)。更新が途絶えることは、テスト期間などを除きないようにしていきますのでよろしくお願いします。
 
 では、本題に入ります。

 2014年10月4日、高槻高校・中学校鉄道研究部(以下、本校鉄研)は洛南高校・附属中学校鉄道研究部さんにお邪魔しました。

 

 以前は、高槻高校・中学校(以下、本校)の文化祭と洛南高校・附属中学校さんの文化祭が同じ週にあり、洛南高校・附属中学校さんの文化祭が金・土曜日にあり本校の文化祭が土・日曜日に開催されるため洛南高校・附属中学校鉄道研究部さんの方々には毎年来ていただいているのに本校鉄研からはお邪魔することができずにいました(本校の文化祭前日の金曜日は準備でかなり忙しいのです...)。
 しかし、今年は運良く本校文化祭が1週間早く開催されたので、本校鉄研部員が洛南高校・附属中学校鉄道研究部さんに、本校鉄研の部長を始め研究・情景・模型・建物班の上層部と、つい最近引退された高校2年生の方々でお邪魔させていただきました。

 前置きが長くなりましたが、展示内容の一部を紹介いたします。


(一部画像を加工してあります)
 こちらは「放課後どこまで行けるか(特急列車は乗車禁止)」という研究の展示です。
 「放課後からスタート」という発想がとても面白く乗り鉄(鉄道に乗るのが好き)である筆者は「学校が終わってから乗りに行ってもこんなところまで行けるんだ」と思いました。


 こちらは本校でも今年から出展している「鉄道模型コンテスト」に出展された作品です。
 今年、洛南高校・附属中学校鉄道研究部さんは「ベストオブプレゼンテーション賞」を受賞され、また、本校とは違い建物を既製品と自作品両方を使っておられたので既製品の精密さと自作品の既製品にはないオリジナリティーに富んでいるのが感じられました。
 この他にもいろいろな路線のすべての駅の時刻表や北陸新幹線の敦賀~大阪のルート考察など面白い展示が多くありました。
  また、洛南高校・附属中学校鉄道研究部さんは本校鉄研とは違い、研究と模型の部屋が同じ部屋の中にありましたが、その限られたスペースに研究も模型もたくさんの面白さ・目新しさがありました。
 
 数が少なくなっていたにもかかわらず今年度の部誌をいただいたり大勢でお邪魔したにもかかわらず丁寧な対応をしていただいたことを、この場をもってお礼申し上げます。
 
 ではこれにて筆を置かせていただきます。長文失礼いたしました。

(T.Y)

昨日の文化祭をもって、高2生10名は鉄研を引退しました。

今回、ブログを更新している私自身も高2なので、この学年はどんな学年だったか、客観的には書けません。

しかし、今思い返してみれば、自分たちが入部したころはまだ1学年3~4人というのが普通で、ただでさえ急に人数が増えて先輩方は大変であったのに、よくトラブルをおこしてしまい、先輩方に必要以上に迷惑をかけていました。

ただ、自分たちの世代以降は1学年5名以上入部してくるのが普通になり、昨年度は現高3部員が2人しかいなかったこともあり、積極的にクラブを引っ張っていこうとしました。

自分たちが入部して以降の4年半で、色々なことがありました。
クラブ活動週10時間制限など、自分たちにマイナスなこともありました。
台風で文化祭2日目が中止になってしまったこともありました。

その反面、改革もたくさん行ってきましたし、良い経験もたくさんさせてもらいました。

中1の時は研修旅行でなかなか行けない鉄道総研を見学することができましたし、夏休みには長期の外部出展もありました。

中3の時は先輩方が鉄研甲子園に出た影響で、テレビの取材もありました。
HPや当部のHP、Twitterが開設されたのもそのころです(これも現部長や副部長が中心となって取り組みました)。

高1の時は大阪市交通局さんの東梅田駅で2度目の外部出展をさせてもらいました。

そして今年、満を持して?の東京進出、ということで、鉄道模型コンテストにも出展しました。結果は残念なものでしたが、どちらかというと技術を学ぶために行ったので、来年以降につなげてくれれば、それでいいと思います。

文化祭での展示も、ジオラマの方は緑のパウダーを撒いた上に建物置いていただけだったのが、高層ビルも増え、街は街らしくなり、路面電車や空港、バスの走行といった仕掛けまでできるようになりました。
研究も前述のとおり進化しました。

高2全員、鉄研に入って、本当に良かったと思っています。
そして、これだけいろんなことをできたのも、先輩方の指導のおかげです。
また、部員数の増加がなければ成し遂げられなかったことも多いです。
後輩たちにも感謝しています。

この鉄研が本当に大好きです。


さて、水曜日には役員選挙がおこなわれ、新体制へと移行します。
全ての班の班長が引退し、フレッシュな顔ぶれがそろうことになるでしょう。
一気に10人も抜けたらしんどいことだらけでしょうけど、進化を止めることなく、鉄研をまとめ上げてくれることを信じています。

高2の引退に伴い、ブログ・Twitterの更新も高1以下が担当することになります。
高1以下の部員は今まであまり更新したことがないでしょうが、更新頻度を下げることがないようにしてほしいです。
先日の鉄研Twitter新アカウントなり済まし事件ではありませんが、本当に新アカウントをつくることなんてないよう、しっかりと後の世代へ引き継いでいってほしいです。

今まで、ありがとうございました。
(T.A.)


P.S.
この1年ほど頻繁にブログ更新を担当し、今回もまるで自分が高2の代表かのように色々書かせてもらいましたが、私は部長ではありません(笑)。ご注意ください。
9/27(土)・29(日)両日は高槻高校・中学校にて文化祭が行われました。
今年の文化祭のタイトルは『青春18槻風』でした。

…このタイトル、よく「鉄研部員が考えたのですか?」と聞かれますが、名称決定時に当部部員は全く関与しておりません。むしろ、このタイトルで何も受賞できなかったら笑い物になるんじゃないかと思っていました(笑)。

そんな不安な持ちもありましたが、皆様の応援のおかげで、見事、悲願の文化祭大賞を受賞することができました!!


今年も例年通り研究展示とジオラマ展示で1部屋ずつ使用しましたが、大胆にテコ入れしたのが研究展示室です。

今までは説明が長々と書かれた模造紙を貼ってお客様に読んで頂き、質問があれば部員が対応するという形を取っていましたが、正直、じっくり読んで下さる方は少なかったです。
自分が客だったとしても、写真だけをパーっと見て退室するでしょう。

―これでは文化祭大賞を奪還できない。

危機感を抱いた研究班は改革を行いました。

目玉となったのが本校自慢の電子黒板を用いてのプレゼン発表
研究班員自ら、原則、毎時30分から約10分ほど発表を行いました。
内容は近鉄編と和歌山電鐵編の2種類を用意しました。
土曜日はなかなか席が埋まらず焦りましたが、日曜日の一部時間帯では非常に多くの方に見て頂くことができました。

↑1番多くのお客さんに見た頂けた回。

又、模造紙発表をしない代わりに、A4の紙1枚で観光列車1種類を紹介し、それをまとめた展示「観これ」(観光列車これくしょん)や観光列車のパンフレットの展示を行ったほか、文化祭タイトルにちなんで本家「青春18槻風」に関する展示も小規模ながら行いました。


この他、研究展示ではありませんが、同室内では例年以上に質が高かった写真展示(班員が2名しかいないのに班長の写真は26枚中2枚しか展示できないほどでした)、鉄道模型コンテストでベストオブリアリティ賞を受賞したモジュールの展示も行いました。




一方、模型展示室は昨年以上にレベルが高いジオラマを目指しました。


部屋に入ってまず目に入ってくるのが空港です。


心配だった誘導灯も無事点灯し、情景班の一年間の苦労が実を結びました。

もう新鮮味がないかなと思っていた高層ビルも、校長先生に「昨年よりすごくなっている」と褒めて頂きました。

個人的に好評だったのが意外だと感じたのは、バスの走行です。
昨年と違って、そこそこ走れるようにはなったものの、まだトラブルも多く、走行速度も非常に遅いので、あまり受けないかなと思いましたが、お子様を中心に好評の声を頂くことができました。

情景班が手掛けた自動運転システムは、私が見た限りではお客さんに自動運転ということを認識して頂けてたかが怪しかったですが、無事に走行していました。


こうした取組・アイデアが功を奏し、6年ぶりの文化祭大賞へとつなげました。


今年の客層を見ていて例年と違うなと感じたのは、若い女性(女子高生等)がジオラマを見て下さっていたことです。
鉄研は家族連れには大変人気であったものの、若い女性にはほぼ来て頂けていませんでした(ドアから少しのぞき見をされる方はいらっしゃいましたが、中に入ってみて下さる方はいらっしゃいませんでした)。

しかし今回は、まだ他の企画に比べれば少ないですが、教室内で若い女性の姿も見られました。
…もしかしたら、部員の姉や妹だったのかもしれませんが…。
でも、全員がそうということは無いです。

そういえば、私がJR東日本の駅名票風の看板を持って、学校玄関付近で宣伝をしていたら、若い女性から『この看板撮らせてもらっていいですか?』と声を掛けられびっくりしました。

興味があれば気軽に入ってもらえるような雰囲気を出せるようになったのは、大きな進歩だと思います。


…そんな今回の文化祭ですが、反省点もあります。
今回は例年以上に準備がギリギリでした。

研究班はかなり余裕をもって終わらせていました。

模型班もかなり余裕に見えたのですが、直前になって慌てだす事態になりました。

情景・模型両班は早い段階から遅れ気味で、実は建物班が担当していたいくつかの場所は完成が間に合いませんでした(駅前もそのうちの一つですが、駅前に関しては列車が見やすくなり、かえってよかったようですが)。

来年以降は余裕を持って完成させなければなりません。


来年は記念すべき50回目の文化祭です。

今年はなんとか当部が文化祭大賞を奪還できましたが、中庭ステージや劇団も盛り上がっていますし、他の文科系クラブ(特に、生物部と電気物理研究部)もレベルを上げてきています(私自身は見ていませんが、校長先生が閉会式でそうおっしゃられていました))。

連覇するためには、来年以降も進化を続けなければならないと思います。

最後になりましたが、文化祭にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして、この長文を読んで下さってありがとうございました!!

来年もぜひ、お越しください!!
(T.A.)