〜収納のカビ対策〜 田原のブログ【木曜更新】 | たかつき通信・新築・リフォーム・不動産・耐震診断・耐震補強・古民家再生・太陽光発電、自社大工の株式会社高月工務店・山口県田布施町

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みなさまこんにちは^ ^







6月に入り、いよいよ梅雨目前ですキョロキョロアセアセ


洗濯物やおでかけなど、不便の多い季節ですショボーン傘





それから、この時期になると心配なのが家の中の湿気や、それに伴うカビの発生など…



夏場にご主人さまのスーツや礼服などを出してみるとカビがところどころ…



なんてご経験はございませんか?





今日は、特に収納のカビ対策などについて少しお話しいたします。









この話題について、実は昨年、至る所でクローゼットのカビについてご相談をいただきました。


昨年は厳しい夏で、同時に湿度が高く、カビが生えやすい気候であったことが伺えます。


まず、カビとはどんなもので、どうなったら発生するのでしょう??




カビを発生させる菌、『カビ菌』は、なんと8万種以上存在するといわれ、それぞれが様々な特徴を持ち、完全に排除することは現実的ではありません。







カビは上の4つの条件を満たせば発生するのですが、この4つは我々人間の活動にも必須であり、取り除く事は不可能ですね…



ただし、衣服にカビを発生させる主因となるカビ菌については、

温度20〜30℃

湿度60%以上

の条件にて繁殖しやすい性質があるため、クローゼットや押入れの中などで、この条件を満たさないように管理することができれば、カビの繁殖を防ぐことができるといえます。




これからの季節は室温が20℃を超えることが多くなるので、収納内の湿度管理ができるように今から準備にかかりましょう。





低湿度を保つためには電気除湿機の採用が一番簡単です。

(電気除湿機については来週ご紹介させていただきます。)






電気除湿機を使用し、収納内の湿度を下げる際、しっかり収納の隅々まで乾いた空気が行き届かなくてはなりません。






湿度管理のポイントは以下の通りです。



①衣服など、荷物を詰めすぎない。

②湿気の溜まりやすい隅の方には調湿剤などを使用する。

③室内の湿度を把握するため、温湿度計などを設置する。






①の衣服はついつい詰めてしまいますが、特に脱衣後などは人体から湿気が移ります。間を風が通るくらいは空けて収納される事をオススメします。

②については押入れの隅や壁際には、ヒノキのスノコや調湿剤、調湿素材のものを使用すると局所的な湿度の上昇が緩和されます。
結露やカビが余りにもひどい場合、家自体の性能にも原因がある場合が多いので、あまりにも気になる方は改修工事が必要かもしれません。

③の温湿度計は、目の届くところに設置しておくと状況把握がしやすいですね。
特に20℃を超えるこの時期は、電気除湿機の稼働率が大変上がりますが、湿度は40%台になることが望ましいと思います。







以上のようなことを気をつけると、収納内のカビの発生のリスクが低減できると考えます。


ただし、カビの生えない湿度が決して人間にとって快適な湿度ではないのでご注意ください。


衣類にカビのこない湿度に保つことがポイントですが、この湿度は人間にとっては"乾きすぎ"、生活しにくい湿度となってしまいます。







こう考えると、『ウォークインクローゼット』は収納機能が集約されており、コンセントも設置されているので管理が楽そうですね。


リフォームの際には要チェックですね。









来週は電気除湿機について、種類と特徴などをご紹介させていただきます。







それでは、また来週お目にかかります。