皆さん、こんにちは
さて今日は、「三蔵法師(さんぞうほうし)」についてお話をして行きたいと思います
皆様さんは三蔵法師と言えば何を思い出しますか
ほとんどの方は、孫悟空が活躍する「西遊記」を思い浮かべると思います(*^ー^)ノ
また、三蔵法師の「三蔵」がお坊さんの名前であると思っている方が多いようですが、決してそうではないのです
この「三蔵」は、「経(きょう)・律(りつ)・論(ろん)」の三つを納めたものをいい、それぞれ経蔵、律蔵、論蔵といいます
とても簡単に言うと経は、お経・経典の事で、お釈迦さまが説いた教えのことで、律は、お坊さんが守るべき事柄
そして論は、経や律についての解説書のことを言います
そして、この「経律論」の三蔵をインドから中国へ持ち帰り、翻訳した高僧(偉いお坊さん)のことを三蔵法師と呼んだそうです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ですから三蔵法師は一人ではないのです
その中でも、もっとも有名な方が「西遊記」のモデルとなった「玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)」なんですね~( ̄ー☆
日本では、三蔵法師と言えば玄奘三蔵のことを言います
玄奘三蔵さんは、28歳の若さで国禁(当時中国は許可なく出国することは禁止)を犯して、インドなどの西域目指して求法の旅に出ます
43歳の頃に、膨大な経典群を中国に持ち帰り、1300余巻にも及ぶ経典を翻訳いたしました
実は「般若心経」も玄奘三蔵さんの翻訳なんだそう
あの西遊記の三蔵法師と仏教には、そんなつながりがあったんですね~
今日の更新は中川でした~