音楽ひとり談義「ELLEGARDEN細美武士の発音はそれほどでも」 | novel2017のブログ

 

そういえばこのブログでまだたったの一度もELLEGARDENについて語ったことがない。決して「エルレでロックを知った!」とか、「エルレで救われた!」なんてことはないけれど、でも確実に人生は変わった。彼らを知らなければ確実に今の音楽への傾倒はなかった、もしくは遅れていただろう。存在を知ったのは05年のspace sonicの時。15の私は深夜のCDTVで女装したおっさんのPVをみて、なんだこれは。と思ったのが出会い。ただその時はほんの一瞬のすれ違いで、とくに気にすることもなく通り過ぎて行った。もう一度彼らと出会うのはその一年後になる。

高校生になり周りの影響でロックバンドを聞き出す私は目下RADWIMPSにドはまり中。マキシマムザホルモンとかいううるさいバンドも聞かせてもらったがよくわからん。そんな時、ELLEGARDENを知った。誰が、どうやって教えてくれたのかは覚えていないし、何で彼らを知ったのかも覚えていない。ただ、気付いたら好きになってた。中坊の時見たあの女装バンドがエルレだったと知るのはそのすぐ後だったと思う。

 

結局知ってから1年で彼らは活動を休止した。まだだれのライブも行ったことない私は、あんな過激なヤンキーの集うライブなんて到底行けるわけもなく。結局一度も彼らの音楽を生で聞くことはなかった。

それでもずっと聴き続けた。オタクじゃないけど。雑誌のインタビューとか読んだことないけど。使ってるギターとか知らないけど。全曲は知らないけど。でも間違いなく私の音楽観の一部だ。

 

さて、ここで私の思うエルレの最強ソングを紹介しようと思うが、どうもそれはあまりおもしろくない。一応紹介するけれど、大して触れない事にしよう。 

エルレのベストソング8(順不同)

A Song For James

Stereoman

No.13

Alternative Plans

The Autumn Song

Bored Of Everything

Mr.Feather

 

 

どうですか?エルレファンと談義したことがないから、エルレファンの中の鉄板とかが分からないので、趣味が合ってるのかどうかさえわからない。No.13とかは人気かなぁと推察してるけど。

 

 

さて、そんなエルレ聴き始めて10年が経つにわかファン、ノベルが10年聴き続けていまだに疑問に思うことがある。それは

 

細美英語うまい言われ過ぎ問題

 

私もほんと少しの間だけ海外に滞在していたりしてちょっとだけ英語喋れたり、幼少期から英会話教室に通ってたり、外人が出入りする実家で育ったり、一人で海外に子供のころから行ったりとなにかと環境に恵まれてきた。そのおかげで、人よりは英語の発音に自信がある。もちろん、そんな威張れるレベルではないけど、少なくとも一般人よりは英語うまいし、なにより細美よりうまい自信がある。

 

いま細美をディスったのではない。細美もうまいしそれは私だって帰国子女だってそう言うに決まってる。でも、そんな絶賛するほどでもない。絶賛しすぎるから逆に評価を下げなくてはならなくなる。誰目線だ笑

 

細美の英語って、どうもRとLの発音が気持ち悪いくらいはっきりし過ぎている。日本人最大にして永遠の悩みの一つとして挙げられるRの発音できない問題。私と同じ海外の高校に通った子も、そりゃあまるでRの発音がなってなかった。それはたぶん彼女の顎が小さいから。私のような"若干しゃくれ"でもない限りRの発音なんか簡単にできない。これは骨格の問題だからしかたない。みろ、バズ・ライトイヤーを。あんなしゃくれているのは偶然じゃない、必然なんだ。

 

 

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細美はこの課題を見事にクリアしている。Rは完璧だ。ただ、完璧すぎる。実際にネイティブが、特に歌唱の際にそこまでRをご丁寧に舌を巻きまくるかと言えばそうでもない。ケースバイケースではあるが、細美は少しやり過ぎに聞こえる。

分かりやすい例は、彼がよく使う「Understand」という言葉に集約されている。「der」の部分でかなり舌を巻いている。が、巻きすぎて違和感がある。巻きすぎてたまにRがないのに巻いているときがあるくらい。基本に忠実ではあるが過剰。そういうところにいつも気持ち悪さを感じるし、うまいんだけど、ネイティブみたい!というファンの評価は納得できない。

 

 

もちろん、発音なんて最終的にどうでもよくて、いかにメロディックでエモいか。それが彼らの魅力であることはここで補足しておく。また怒られないために。大丈夫。私は100%エルレファンだから!!

 

 

 

発音って難しいなあとつくづく思う。上手な人はたくさんいるけど、どうやってうまくなったらいいのかわからない。私が思ううまい人は、伊藤 穰一。何年も前、NHKのTEDの番組で司会をやっている伊藤さんを見て愕然とした。こんな純日本人の顔つきでこんなきれいな発音の人がいるんだと。外人顔の日本人ならたくさんいるけど。ハーフタレントとか。世の中凄い人がいるもんだと。


 

 

私の唯一の発音練習法はやっぱり歌うこと。歌ってまねる。でもこのデメリットは曲を歌う人の発音に寄ってしまう所。oasisを歌うときは完全にイギリス英語。Don't Look Back in Angerとかだと、Bメロで「Burn my Heart out」と歌うときは一切舌を巻かない。Burnなんて、ほぼブーンって言ってる。

一方でSimple Planを歌えば(久しく歌っていないなあ)めちゃめちゃアメリカ英語になる。とても細美に近い音になる。一音一音丁寧になる。黒人ラッパーの曲の一部を口ずさめば黒人なまりのベタッとした発音になるし、日本人でもラッドの時とエルレの時とワンオクの時では全然違う。全く別物。それくらい個性がある。個性があり過ぎて歌うと再現度の低さにイラッとしてしまう[Alexandros]なんてバンドもいる。

 

それでいつも感じるのは「そんなにRとLは大事じゃない」ってこと。だって英語は英語でもイギリス英語だったならあまり違いがないから(もちろん厳密には全く別物ではあるが)。それよりも、日本人よ、Wに心血を注げ。Wは難しいぞ。これは難しい。全然ネイティヴに近づけない。私の思う、最も難しい単語はawesome。「すごい」という意味の英語なのだが、まぁ言えない。カタカナで書けばオーサムと読む。が、このオーがくせ者。どぎついWの発音があるならまだしも、あまり強調しないがちゃんと含まれている仕様。どうしろと。。他には、worryなんかも難しい。W以外ではissueとか。fragileとか。

逆に得意な単語はponderなどのderが語尾にあるもの。matterも好き。いろんな発音パターンがあって使い分けるのが楽しい。例えばイギリス人だったらマトゥァーとtをきつく言い、アメリ人ならマルァーとtは消えるように。

 

英語は苦手って人は多いと思う。うまく発音できないと喋りたくないよね。でも私はあえていう「発音は良い方がいいに決まってる」と。よくある言説で「発音なんてどうでもいいんだよ、それよりもちゃんと伝えられることの方が大事。日本人は発音気にし過ぎ!」がある。これは確かに真理ではあるがまだ英語の発音向上の努力もしていない人間に向けての言葉ではない。それは諦めるていのいい言い訳に過ぎない。まずは発音向上の努力をしましょう。なるべく綺麗に言えるようにしましょう。そしてある程度になってから語彙力の方に力を入れましょう。まだ何もやってないのに「発音なんてどうでもいいんだよ〜」とか言わない。

よく偉そうにそう語る英語未学習者がいるので、そこはちゃんと言いたい。

 

 

 

さぁ英語勉強しよう。

 

 

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