韮崎に宿を取り、一夜が明けました。

 

今日も、午前中から甲斐市、旧双葉町、旧敷島町など多産地とされる場所で、オオムラサキの蛹を探しますが、今日も現物はおろか、食痕、台座すら見つかりません。

 

敷島を見終えると、もう、これ以上続けても、この一帯で状況が好転すると思えず、「昨日の続き!」とばかり富士山麓へアサカミキリ採集に向かいました。

 

標高も高く、お昼頃から曇って気温が下がってきたせいか、昨日のようにアザミの新芽、新葉を活発に動き回る姿は見えません。

 

今日は、アザミの新芽に静止していました。

なので、今日は写真やビデオもたくさん撮影もでき、良かったです。

 

「今日は静止個体が多いので採りやすいぞ」と思ったが、そうはいかなかった。ゴム手袋を持参せず、トゲのあるアザミに静止する個体を素手で採るのに苦労させられたのです(笑)

ネットを下に構えて、落とそうとしても、うまくネットに入らず、アザミの株の下方に落下して逃げられるケースもありました。途中から目が慣れてきて、アザミの下方に落下した個体を根元近くで発見できるようになりましたが、アザミをかき分けた指は血だらけです(笑)

 

「昨日は発生初期でまだかなり少ないのかも?」と思いましたが、今日は静止個体を多く見つかり、交尾個体も2ペア見られ、満足して家路につきました!

次回は手袋を持っていかないと!・・・(^^;)

 

オオムラサキは昔から好きで、蝶屋になったばかりの頃もよく採集していましたが、年長者から、「そんなの普通種じゃん!」と嫌味を言われたことがありました。

 

しかし、現在、こんなに採るのに苦労することを思えば、オオムラサキはもはや普通種とは言えないのではないか?と思います。希少種と言っても過言でないように思えます。

 

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