種名に間違いがあるとのご指摘を頂戴し、訂正しました。
×ウマノオバチのオス⇒○ヒメウマノオバチのメス
「こっ、これは、もしやっ!!!ヒメウマノオバチのメスではッ??」
雑木林の中で一人で大きな声を出してしまいました(笑)
伐採地に転がる大きなコナラの倒木でタマムシ、カミキリムシを捜していたら・・・
飴色の翅をした虫が頭を材の中に突っ込んでいます。
それは、ヒメウマノオバチのメスでした!
出発前、「かつて大きな台場クヌギで、ウマノオバチのメスを2匹採集できたのは、ちょうど今ぐらいの時期だったなぁ。また採れたらいいな」などと思っていたので、ウマノオバチではないものの、嬉しく思いました。
ウマノオバチやヒメウマノオバチとは、生きたクヌギやクリ、コナラの材を食べる大型のカミキリムシの幼虫に卵を産み、幼虫がカミキリムシに寄生するハチです。メスは、木の穴から産卵管を差し込み、カミキリムシの幼虫に卵を産み付けるので、とても長い産卵管を持っています。
一方、オスは産卵しないので、長い産卵管は持っていません。
ヒメウマノオバチを見つけたとき、ウマノオバチだと思い、ビックリして、写真やビデオ撮影する余裕などありませんでした・・・(^^;)
写真↓は、採集し、帰宅後、撮影したヒメウマノオバチのオスの写真です。、
「ウマノオバチのメスはいないか!!!??」
その後必死に、台場クヌギを見て回りましたが、残念ながら、ウマノオバチのメスがあの長い尾を重たそうに垂らして飛ぶ姿は見ることが出来ませんでした。
台場クヌギ↓
しかし、きっとこの近くで、クリやコナラの古木なども丹念に探していけばウマノオバチも捕まえられるかもしれない。
まだまだこの地が里山の昆虫を楽しめる場所であることが分かったことがとても嬉しかったです・・・(^_^*)