ツシマカブリモドキの全ての標本の展足・乾燥が終わり、ラベル付けも終わった。
今回は、途中まで台紙貼りのための展足をしてしまったため、全個体を台紙貼り標本とした。
「台紙だと時間が経つと脱落するよ」と周囲の人のご忠告もあり、来季からは、大型の甲虫は全て
針刺し標本にしようと思っている
完成して並べた標本箱を見ると、やはり、昆虫標本というのは、「集合美」だと思う。
今年の採集の「ツキ」、運の「ビッグウェーブ」は、ツシマカブリモドキだった。
ツシマカブリモドキの採集に夢中になった夏は、未知なことがひじょうに多く、
好奇心を煽られる楽しい時間だった。
標本を眺めていると、あの蒸し暑かった照葉樹林の中の風景が頭に浮かぶ。
ツシマカブリモドキ以外にも、まだ対馬で採集したことがない昆虫はたくさんいる。
対馬は私にとって、すっかり大好きな、お気に入りの島となった。
はや、来年の夏が待ち遠しい(笑)