今日は、これから、那須で採集したセンチコガネの展脚をします。
7月の対馬でも、9月末の栃木県那須でも、オサムシ採集用のために薄めた氷酢酸を餌にしたコップトラップには、
センチコガネもよく落ちた。
那須でセンチコガネが採れたのは、近くに千本松牧場があったためだろう。
ひじょうに嬉しい副産物なのだが、氷酢酸のせいでコップの中で死んでいる。
ご存知の通り、糞虫は、捕まえたら2日は濡れテッシュや加水したオガクズを敷いた容器の中で、絶食させ体内の糞を出させなければならない。
しかし、死んでしまってはこの作業は出来ない。
絶食させなかったセンチコガネの標本は、肉食甲虫独特のプーンと鼻につく強い臭いがする・・・(T_T)
きっと、乾燥後に脂も出るんだろうな、と思った。
対照的に、加水したオガクズを敷いた容器の中で、4日ほど絶食させたダイコクの標本からはあまり臭いがしなかった。
センチコガネを得るには、サナギ粉や牛糞トラップで生け捕りにしたい。