学生時代の僕が、卒業論文を書いている冬の時期の話です。
金曜日の卒業研究の時間です。
もうすぐ授業が終わろうとしている時間帯。
アイデアが出なくて、全然論文が進まなかった僕は、研究室の先生にこう言いました。
「先生、ごめんなさい。もうこれ以上アイデアが出てこないです。
土曜と日曜を使って、この先の論文の内容について考えてきます。」
この一言を言った僕に対して、先生から教えて頂いたアドバイスです。
「いいかい、よく聞いてね。
良い論文を書きたかったら、週末の土日を使って論文を書こうとしてはダメだよ!
金曜日の夜になったらその論文は机の中に片付けなさい。
で、土日はそのことについて一切考えずに、別のことをして気分をリフレッシュする。
そうすると、週が明けて月曜日は、客観的な視点から論文を見ることができる。
そこから新しいアイデアが浮かんでくるんだよ。」
これは、中々書く内容が先に進まず、苦戦している僕の状態を見かねての一言だと受け取っています。
もしあの時、僕がスラスラ論文を書いていて、
「今日は時間がないから、ここまでにします。
この先のアイデアはすでに頭の中にあります。続きは土曜、日曜を使って書いてきます!」
と力強く話していたら、また別の形で声をかけてもらえたと思います。
先生自身も、研究に行き詰まったら、考えるのをやめて、気分転換すると話されていました。
気分転換にドイツに良く旅行に行くと話されていました!
「あのドイツ独特の風景を見ると、頭がリセットされるんだよね〜
で、その時に良いアイデアが思いつくこともあるんだよ!」
という話を聞いた時に、ドイツまで気分転換に行くって、何てぶっ飛んだ人なんだ!?
と、学生時代の僕はメチャメチャ驚かされました。
今振り返ると、この先生はDMNの上手い使い方をされていたと思います。
流石に、気分転換にドイツまで行くのは今の僕には無理です。
自分の中でできる、頭をリセットする方法を試しています。
一番簡単なのが、好きな歌を聴くこと。
僕が生活をしていたときに、
友達から教えてもらったアドバイスがあります。
「勉強前は、好きな歌を聴いて、頭をスッキリさせると効率が上がるよ。
但し、聴くのは邦楽ではなく洋楽ね。
邦楽だと、歌詞が入ってくるから、頭がスッキリできないよ!」
このアドバイスを聞いてから、勉強する前は、音楽を聴いて頭をリセットしています。
これは、社会人になった今でもやっています。
ちなみに、その頃に僕が良く聴いていた曲は、
ヴァネッサウイリアムスの「ザ・スイーテストデイズ」です。
「いよっし、頭がスッキリした!」と思えるまで、何度も繰り返して聴いていました!
最近では、瞑想や、森林浴など、頭をリセットするのに、いい方法がありそうですね。
大切なのは、「休みの日に、仕事のことばかり考えない」
そうすることで、視野が広がり、良いアイデアが浮かんできます!