「メンタルマネージメント」とは、簡単に言うと、
心の状態を自分自身で調整することです。

今振り返れば、以前の僕はこの部分が酷かったと思います。

メンタルマネージメントについては、いろんな本が出版されていて、

セミナーや、講演会もいろんな場所で開かれています。

僕が一番影響を受けたのは山﨑拓巳さんが書かれた、『めんまじ』という本です。




『めんまじ』は、2人の主人公(たまに犬になります。)を中心に展開していきます。

肩の力が抜けて、いつもリラックスして笑顔の「TAK」と、

肩に力が入りすぎ、いつもしかめっ面で、感情の起伏が激しい「ᖷAK」。

2人に共通しているのは、前向きな性格という部分です。

僕が、初めて『めんまじ』を読んだのは、24歳の時、

当時は、不満ばかり言いまくり、毒ガスを撒き散らすように、

負の感情をだしまくっていました。(完全にこの本の「ᖷAK」状態でした)

友達と会ったり、お酒を飲んでは、周りに愚痴ばかり言っていました。

(あの頃の僕の愚痴を聞き続けてくれた方々には、本当に申し訳ない気持ちばかりです。
会う度に、毒ガス吐き散らかしていたので、聞かされている方は、全然楽しくなかったはずです。)

そんなひどい状態の僕をみていた友達から出た一言が、

「これ、絵本になっていて読みやすいから読んだら!」

と言って貸してくれたのが『めんまじ』です。

本の主人公の「TAK」がいて、「ᖷAK」がいて、その2人を見ている自分がいる。

3人で本を読んでいる感覚でした。『めんまじ』を読んでいく内に、

「なるほど〜、こんな考え方や、捉え方をしたらいいのか‼

僕って、かなり損する考え方をしているな〜」

と、色んな場面で気づかされました。

今でも定期的に、『めんまじ』を読み返して、自分の心の状態を調整しています。

特に印象に残り、今でも助けてもらっているフレーズを1つ紹介します。

『「ダメだ」から物事を見ないで、

「大丈夫」から物事を見てごらん。』


僕の場合、自分の好きなことをやっている時や、調子がいい時は

「TAK」が強く現れます。

逆に、不安を感じている時や、調子の悪い時、嫌なことに取り組む前は、

「ᖷAK」が強く現れます。

「ᖷAK」が出ている時は、
「どうやったらいいんだろう?」

「どうせやっても、だめだろうな〜」

ということばかりが、頭の中をめぐっています。

しかも、思いっきりしかめっ面して・・・

つまり、「ダメだ」という前提で、考えているのです。

そうじゃなくて、「大丈夫」から物事を見る。

まず大切なのは、この部分ということ教えてもらいました。

『めんまじ』を読み、これと上手くmixさせたいと思ったのが、

学生時代に、数学の先生から教えてもらった言葉です。

「同じ事柄が起きたとする。

それを最悪と捉える人もいれば、良かったと思う人もいる。

人の幸福度は、本人の捉え方次第だから、幸せに生きた方がいい。」


目の前の出来事は、心の状態でどんな風にも変わると言うことです。

例えば、雨が降ります。

嫌な雨だな〜と思う人もいれば、これで水不足が解消される。

って、安心する人もいます。要は、「嫌な雨」は最初から存在せず、

その人の心の状態が、「嫌な雨」を創り出しています。

ちなみに、友達に本を返す前に、自分の分も欲しくなり、

本屋に行って『めんまじ』を買っていました(笑)

それを聞いた友達も、
「良かったやろ〜、何回も読んで元気出してね!」

と、喜んでくれました。