7.失敗は、未来の自分への手助けとなる。
「人生に失敗がないと人生を失敗する。だから、失敗を恐れないこと。
数学は数多くの失敗と試行錯誤から成り立っている。」
この言葉も学生時代の研究室の師匠から教えてもらいました。
このフレーズの数学の部分は、どの分野に関しても当てはまると思います。
もしもです。
何も失敗なく、自分の目標が達成できたとしたとします。
そして、そのことが成功と捉えているとしたら、それはもの凄く危険な状態であると言われます。
「失敗は成功の元」とは言いますが、まさにその通りです。
成功の反対は、失敗ではなく何もしないこと。
成功は失敗の延長にある。
大切なのは、同じ失敗を繰り返さないこと。
失敗は繰り返しても、その中から何か1つでも学ぶことにより、
成功する確率が上がっていく。
私は、そうやって教えられてきました。
が、同じ失敗を繰り返している自分がいるのも事実です。
もう同じ失敗は繰り返さないでおこうと、何度も何度も思い続け、同じことを繰り返す。
が、ある日気がつくと、
「あれ?そういえばあんな失敗はいつのまにかしなくなったぞ。」
と言うのが、私のパターンです。
だから、私の成長は周りの人に比べるととても遅いです。
最初は最後尾を走っているけど、後半どんどん追い上げていく。
陸上競技の400m走に例えるなら、第3コーナーから第4コーナーにかけて一気にごぼう抜きするイメージです。
これが私がイメージしている自分の成長像です。
『A-studio』というテレビ番組で、笑福亭鶴瓶さんがもの凄く深いことを言われていました。
『売れたい、売れたい思う芸人と、お笑いが好きな芸人。
売れたいと思っている芸人が先に売れたとしても、
最終的には、お笑いが好きな芸人が追い抜く。』
前半飛ばしすぎて、息切れするなということです。
何を学び、どんな風に成長していきたいのか?
自分をやる気にさせてくれる情熱の源泉はどこにあるのか?
モチベーションの核となっている部分は何なのか?
この気持ちを忘れずにやり続けるなら、失敗こそが、
貴方にいろんなことを教えてくれる最高の先生となってくれるはずです。