「食を変えれば、人生が変わる。」

この言葉は、私がお世話になっている「ちこさん」という方に教えてもらいました。

ちこさんは、『御食事ゆにわ』という
大阪府枚方市の楠葉にある日本食料理のお店で、店長を務められています。




このゆにわというお店は、周りの方から絶大な人気があります。

ゆにわの料理を食べたいために、北は北海道、南は沖縄まで、日本全国からお客さんがお店まで足を運びます。

更に、ゆにわの料理を毎日食べ続けたいという理由で、
楠葉に引っ越しをされる方もいます。

私も、月に1回は必ずゆにわの料理を食べに行くようにしています。

そうやって、毎月自分の身体とココロのメンテナンスを行なっています。

食生活は、その人の人生に大きな影響を与えています。

以前は「身体にいいから、何でも食べなさい。」
と言われていた時代がありました。

今は、「何でも食べていたら身体が悪くなる時代」です。

コンビニや、ファーストフード、レトルト食品などが身の回りに溢れていて、

手軽にお腹を満たすことができます。

食べ物に関して便利になった世の中と反比例するように、

健康面に関しては、良くなったと言えません。

アトピーやアレルギー体質の人、花粉症に悩まされる人、

生活習慣病にかかり、毎日薬を飲み続ける人もいれば、

レトルト食品やジャンクフードばかり食べ続けているために、心が病んでいる人もいます。
余談ですが、アメリカで凶悪犯罪者の食生活を調べるとほとんどの人がジャンクフードを常食としているそうです。)

例えば、勉強を頑張りたいという子供がいます。
仕事を頑張りたいという大人もいます。

ただし、残念なことにファーストフードやコンビニのご飯ばかりを食べ続けていると、

本人が頑張ろうとしてもエネルギーが足りていないため、

勉強や仕事をやろうという意欲が出てこないのです。


また、2002年に開かれたW杯で日本代表の指揮をとられていたトルシエ監督は、

「日本人が試合に勝てない理由は、すぐにコンビニエンスストアへ行くメンタルの弱さにある。」と指摘されていたそうです。

日本代表選手が食べる食事となれば、栄養のバランスも考え一流の料理人の方々が用意されているものです。

それなのに、コンビニへ行き、栄養の偏ったものを身体に入れられると、全てが無駄となってしまうということです。

それくらい、私たちが直接身体に入れるものには注意が必要ということです。

これは、身体に関係するだけではありません。

今の時代、色んなことで便利になり自由になったと言われますが、心が疲れている人も沢山います。

心が疲れると、身体も疲れます。

では、どうしたら心も身体も疲れなるのでしょうか?

心や身体が疲れない食事とは、どんな食事なのでしょうか?

この答えを教えてもらいました。

食べ物にも想いが伝わります。

つまり、食事は誰がどんな想いで作るかによって、味が変わるのです。

その人の幸せを祈る、また自分自身が幸せになるようにという想いが込められた料理を口にすることです。

例えば、スタッフ全員が楽しそうに活き活きと働かれている飲食店の料理はやはり美味しく感じられます。

また、お湯を入れるだけのカップヌードルでさえ、誰が作るかによって味が変わります。

ボタンを押しただけで出来るパンでさえ味が変わってくるのです。
そうやって、自分自身だけでなく、相手のことも考えた食事をとることが大切です。

ご飯には3つの段階があるとも教えてもらいました。

・魂の栄養
「お米は神様そのもののようにひかりをお迎えした「ごはん」」

・心の栄養
「大切な人のために愛情を込めて炊いた「ごはん」」

・体の栄養
「単なる炭水化物のお米を作業として炊いた「ごはん」」

上にいくほど、その料理の持つエネルギーが高くなります。
如何にエネルギーの高いご飯を食べるのかが大切です。

どんなものを食べるのか?
どのような食べ方をするのか?

このことは、人生に大きな影響を与えます。

食生活がしっかりしているけど、鬱になったり、不健康な方に私は出会ったことがありません。

食生活から気付かされたことが、
まず正すべきは私生活面ということです。

食事だけでなく、睡眠、姿勢、感情、言葉の使い方といった私生活面から変えていく。

それだけで、大きく人生が変わっていくのです。

そう考えると、人生をいい方向に変えていくのはそんなに難しいことではありません。