- 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
2.時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
3.その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。
ある人材はその組織内で昇進できる限界点に達する。人は昇進を続けてやがて無能になるが、必ずしも高い地位がより難しい仕事であるという意味ではない。単純に、以前優秀であった仕事と仕事内容が異なるだけである。要求される技術をその人材が持ちあわせていないだけである。
たとえば、工場勤務の優秀な職工が昇進して管理職になると、これまで得た技術が新しい仕事に役立たず無能になる。このようにして「仕事は、まだ不適当な地位にまで達していない人材によってなされる」こととなる。
一般社員でバリバリ与えられる仕事を行い 例えば名刺の印刷会社なら
一般社員は 外営業に出てお客様を掴み、紹介されどんどん結果を残す。
結果を出してこの一般社員【やすらぎ君】はリーダーになりました。
リーダーは外販営業に1週間の内、半分しか出ません。
個人の営業成績・売り上げは下がりましたが リーダーとして部下を持つことで巻き込み力を手にしました。
部下も自分同様に頑張ってくれたおかげで主任になり出世しました。
主任になったやすらぎ君は外回りに出ることがなくなりました。
チームの8名のリーダーとなり管理側の仕事を多くこなすことになり外販に出ている時よりも顔色が悪くなりました。
課長代理を経て課長になった時にはすでに廃人となっておりました。
なぜでしょうか。 まさにこれがピーターの法則です。
適所適材。
やすらぎ君はえらくなりたっかたが チームを率いる能力や管理力所謂マネージメント能力は残念ながら持ち合わせていなく
踏ん張るよりも脱落を選んでしまった。
こうして生まれる窓際族。
求めれる能力が変わるのが役職変更。多岐にわたる能力も素敵ですが拘りをもって磨き続けることも大切です。
両面が生きる仕組みが作れるといいですね。