戦国時代をこうした視点で捉えたのはユニークでおもしろかった☺️ | てるてるの小屋

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久しぶりのいい天気の朝。

東京のソメイヨシノの開花予想がどんどんずれ込んでいる。


きのうは、一日中雨☔

引き籠りせざるを得ない❗

録り貯めた番組を観続けましたが、NHKの「戦国」という2回にわたる番組が良かった。

1回目、戦国時代は世界史的には、無敗艦隊を誇るスペインの絶頂時代❗

スペインは、キリスト教の布教を名目に世界中を植民地化していた。

種子島での鉄砲伝来、フランシスコ・ザビエルなどイエスズ会による布教活動などは、まさにスペインの世界戦略であった。

スペインは、勢力を拡大し実質的な日本の支配者となった織田信長に接近し、キリスト教の布教と引き換えに鉄砲、弾丸を供給した。

織田信長は、ヨーロッパ伝来の鉄砲を改良し、さらに大量生産技術を確立し、世界有数の戦時大国となった。

スペインのアジア戦略は、日本の軍事力を利用して中国(「明」)征服することにあった。信長の配下にキリシタン大名が増えてきて、スペインの野望は実現するかに思えたが、誤算は信長自身がキリスト教を手段としてとらえ、やがて自身を「神」とすると宣言し始めたことだった。

織田信長が「本能寺の変」で志半ばで倒れると、宣教師たちは豊臣秀吉を支持するようキリシタン大名に働きかけ、豊臣秀吉が天下統一を果たした。

豊臣秀吉も明への遠征を考えており、スペインの戦略と一致。そして秀吉は大軍を朝鮮半島に送り出した❗宣教師たちはキリシタン大名を征服軍の最前列で戦わせた。

しかし、秀吉には違う目論見があり、キリシタン大名を前線ですりつぶすことを考えていた。さらにキリスト教への弾圧を開始したのだ❗

明は大軍を朝鮮半島に派遣し、戦いは膠着状態となるなか、スペインのフェリペ2世、豊臣秀吉が相次いで死去したため、スペインの中国征服の野望は挫折したのだった❗


2回目、ヨーロッパを支配していたスペインに対し、オランダの商人たちが反旗を翻した❗

このヨーロッパの混乱が日本の戦国時代にも影響を与えた❗

難破したオランダ商船の乗組員を保護した豊臣秀吉亡き後の支配者を目論む徳川家康は、オランダ人乗組員を配下に置き、良質の武器を手にいれることになり、「関ヶ原の合戦」に勝利し、支配者となった。

徳川家康に接近するオランダ商人、スペイン商人は日本の豊富な「銀」を手に入れようと画策するが、家康は利害が一致するオランダと手を結ぶ。

劣勢となったスペインは大坂城の豊臣秀頼に接近し、キリスト教布教を認める秀頼を支持するようキリシタン大名、信者に働きかけ、武器を供給したため、大坂城は大勢力となった。

膠着状態だった「大坂の陣」の戦況を変えたのは、家康の要求に応えたオランダが大量の銀と引き換えに供給したした新型の大砲であった。このカノン砲は射程がずば抜けて長く、大坂城の壕の外から天守閣🏯を撃ち抜けたのだった🙋

オランダは、日本の技術によりさらに強化された武器を利用してヨーロッパにおけるスペインとの戦いを優勢にさせるとともに、東南アジアにおけるスペイン植民地を支配下に置くための戦いに日本で用済みとなった「サムライ」を傭兵として雇用し、サムライたちは東南アジアで活躍したそうな❗


戦国時代をこうした視点て捉えたのはユニークでおもしろかった☺️


さぁ、お散歩&日向ぼっこするぞう🙋