沖縄平和記念資料館
企画展示で「アメリカ世の記憶」をやってました。

沖縄の人たちは、理不尽な経験を積み重ねてきました。
琉球王朝は、明の支配下にありましたが、海洋王国として独自の文化を花開かせていました。
この平和を破ったのは薩摩藩です。
薩摩藩は武力で琉球王朝を支配すると、奄美を奪い、沖縄を事実上植民地化しました。形式上は明の配下であるとしながら、その富を奪い収奪し続けたのです。その収奪と密貿易で得た財産で薩摩藩は明治維新をやりとげました❗
江戸幕府が崩壊し、琉球王朝に再び平和が・・・とはならず、明治政府は琉球王朝を沖縄県とし、日本に組み入れようとしました。当然琉球王朝は拒否しましたが、明治政府は武力で制圧、王を拉致してしまったのです。
琉球の宗主国・清は当然反発しますが、明治政府は台湾出兵、日清戦争で琉球を手に入れます。
日本政府は、沖縄の人たちの名字を変えさせたり、方言の使用を禁止したりしましたが、第二次世界大戦が起こり、沖縄が主戦場となるなか、本土決戦のための時間稼ぎとしての捨て石として、地獄のような戦死者を招きました。
敗戦後占領下におかれた沖縄は、日本の独立からは除外され、冷戦下における基地がどんどん建設、拡大されました。
その占領下が「アメリカ世」です。
沖縄の人たちはその影響を受けつつ、時には反発して、コザ暴動を起こしながら、独立の運動を続けてきたのです。
てるてるさんの義姉は沖縄出身ですが、その当時は日本に就職するためにはパスポートが必要だったとか。
そんな歴史がありました。
「平和の礎(いしじ)」
沖縄戦で亡くなった方の名前が、国籍問わず刻まれております。

続く












