「日本のいちばん長い日」
2月27日 自宅DVD 6回目
1967年公開の大作。
半藤一利さんの力作(その当時は文藝春秋社の社員だったので、大宅壮一編として世に出た)の映画化、三船敏郎さんをはじめとした俳優総動員、女優は新珠三千代さんのみという男だらけの作品。
監督は岡本喜八さん、自分の作風と違う映画を求められた監督のこだわりは、近衛師団長の惨殺のシーンと阿南陸相の割腹自刃のシーン、黒沢年男さん演じる畑中少佐の狂気あふれる表情がとても印象的でした。
東宝よくぞ作った❗な大作ですな。
この作品を知ったのは映画のプログラム、幼い頃兄たちが観た映画のプログラムを眺めながら、映画への憧れをつのらせていたのでした。
その中でも、この作品は際立っていましたね。
観たい❗想いがつのりました。
ポツダム宣言受諾を決めた御前会議から昭和天皇の「玉音放送」までの24時間のドキュメント、この本が世に出なければ歴史の秘密として闇に葬られていたかもしれない(陸軍省の崩壊で、処分すら行われなかった)陸軍省参謀によるクーデター、近衛師団長暗殺と偽の師団長命令、近衛師団による宮城(皇居)占拠、鈴木貫太郎首相官邸襲撃事件などの事実が明らかになったのだ。
その当時は、世界のミフネは東宝の大作の看板、すごい大物でしたが、近年三船敏郎さんへの再評価が高まり、改めて観ると三船敏郎さんスバ抜けてすごい演技だ。
