2020年夏の北海道の旅3日目(1) | てるてるの小屋

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2020年夏の北海道の旅3日目は、知床ネーチャーオフィスの「知床自然探検1日コース」。
ホテルに迎えてきていただき、帰りも送り届けてくれるので、地獄の責め苦(急勾配の登り坂を延々20分)からは解放だぁ🙋

午前中の参加者はわたしを入れて3人。ふたりは女性でひとりは埼玉出身なんだけど現在は札幌で働いていて、ひとりで車で北海道を旅してるそうな。もうひとりは東京からとのこと。
ガイドさん、たしか初めて知床に来た時、マンツーマンでガイドしていただき、ヒグマから逃げ延びたガイドさんだ。
午前中は、原生林を歩き回りましょうというもの。
当日ヒグマの出没でルシャの滝の遊歩道が閉鎖されたようだが、こちらは制限無し。ヒグマとの遭遇の可能性もあるが、ガイドさんの実力任せ。
まず向かったのは、「知床自然センター」
ここで車を降りて、徒歩になります。
知床連山は雲におおわれていました。
近くにエゾシカを発見❗
これはメスです。
道路から森の中に入っていきます。
道路脇には、昔入植していた頃の名残があります。
大正、戦前、戦後と三度にわたりこの地に入植がおこなわれたのですが、いずれも撤退。自然の厳しさに負けてしまいました。
その入植により、森が切り拓かれてしまったために、現在は元の自然に還すように植林などを行っていますが、これは50年100年規模の時間軸なんだそうな。
これは食べられるの?
この穴は、大型のキツツキ「クマゲラ」の開けたもの。
森の横には草原が。これは山からの強い風の通り道。
ワラビ(エゾシカが食べない)の草原を横目に森の中を歩きます。草原には鹿につくダニがたくさんいるのです。
土が掘り返されているのは、ヒグマがアリの巣をほじくりかえしたもの。
エゾハルゼミの脱け殻、エゾハルゼミは今は鳴いておらず、夏のセミはまだのようだ。

これは、エゾシカの骨。
「数年前にヒグマがエゾシカを食べていたというニュースを見たが、ヒグマがエゾシカを狩ったりしないのか?」と質問すると、「ヒグマが死んだエゾシカの肉を食べるようになっているが、元々植物や昆虫を食べているヒグマは狩りが下手で逃げられてしまう」とのことでした。