2011年てるてる大賞受賞作品
時代は、2020年、ちょっと未来ですね・・・って、今年だぜ。
未来社会がどう描かれるかっていうと、やはりロボットですね。人間の代わりに頑張っちゃう。
ボクシングもロボットボクサーの登場で、すたれていってしまいます。亀田3兄弟どうする?です。
元ボクサーのチャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン)さんは、ロボット・ボクシングのトレーナー(操縦士ですね)に転身しましたが、なかなかうまくいかず、借金まみれ。
猛牛相手の賭け試合にも油断負けしてしまいます。掛け金を踏み倒して逃げようとするチャーリーさんの前に男がふたり立ちはだかります。
思わず殴り倒しちまいますが、以前捨てた女房が亡くなったとの知らせ。
ふたりの間の子供マックス(ダコタ・ゴヨ)君をどうするかの裁判が行われていました。
元より親権放棄したいチャーリーさんでしたが、養子にしたいと申し立てているマックス君の叔母夫妻が金持ちであると知った彼は、こっそり伯母さんの夫に声をかけ、夏の間引き取ることとし、10万ドルを要求します。
前金の5万ドルで、新しいロボットを購入したチャーリーさんの前に立ちはだかったマックス君は、「僕を売ったんでしょ、分け前をよこせ」と迫ります。
チャーリーのボクサー時代のオーナーの娘ベイリー(エヴァンジェリン・リリー)さんは、元ボクシングジムで何かとチャーリーさんの面倒を観ていましたが、借金まみれのダメ男に、いい加減愛想が尽きていました。
ジムに運び込まれてきた「ノイジー・ボーイ」は、かつては一世を風靡したスーパー・ロボットで、各国を渡り歩いていた様子。改良され、音声による操作ができるようになっていた「ノイジー・ボーイ」でしたが、チャーリーさんの命令に全く反応しません。すると、ゲーム好きのマックス君は、日本語で命令し、得意技を披露します。
意気揚々とアンダーグラウンドのロボット・ボクシング会場に乗り込むチャーリーさんとマックス君ですが、地道に稼げというマックス君の主張に耳を貸さず、大金目当てにメイン・イベントで「ミダス」と対戦します。一時は優勢に思われた「ノイジー・ボーイ」でしたが、反撃を許し破壊されてしまいます。
「戦術を知らず、能力や得意技を理解してないから負けたんだ!」と、マックス君に非難されるチャーリーさん。
その帰り、部品集めにスクラップ場に忍び込んだふたりでしたが、マックス君が崖から転落してしまいます。彼を救ったのは、ロボットの腕。マックス君は、命の恩人の旧型ロボットを掘り出し、持って帰ります。
ロボットの恩返しの始まり始まりです。
どんな映画?って、訊かれたら、なんて答えましょう?
えっと、「鉄人28号」が「立つんだジョー!」しちゃって、踊り出しちゃって、そんでね、「ロッキー」しちゃうの!
えっ?主人公の名前?
ええと・・・、そうそう、「鉄腕アトム」だ!
あとね、これものすごく「てるてる賞」なんだから!!
とってもたまらん!作品ですぞ!
まさか、あの中に「ロッキー」じいさんが入っているとは知るよしもありませんが・・・(って、映画が違うだろ?!)
って、日記には書きました。その通りですね。
「ロッキー」を観た時の興奮が蘇りましたぞよ。
すばらしい作品に拍手喝さいです。
