第7弾は、
「あの、夏の日 とんでろじいちゃん」
1999年製作、「新尾道三部作」のラスト、尾道市制100周年記念作品ですが、山中恒さん原作のぶっ飛んだ作品となりました。
その後書かれたものに、この作品の製作中尾道の音が変わったという話があり、やがて大分の臼杵、長野、長岡、芦別へと、大林作品の舞台が尾道を離れていくことになります。
この作品から尾美としのりさん、林泰文さんに続く大林映画の新たな主役、厚木拓郎さんが登場します。
そして、大御所・小林桂樹さんの怪演は素晴らしいものがありました。
勝野洋さんの娘・雅奈恵さんがのびのびした演技を見せ、かげろうのような少女を演じた宮﨑あおいさんが後の大ブレークを予感させるような存在感を見せましたね(なぜか、なかったことのようになっていますが)。
