6月は、8本映画を観ました。観る機会はあったけど、観たい映画がな・・・という感じでしたね。
いつものことながら、言い訳的に日記に書いたコメントをおまけに付けました。
それでは、6月分・・・。
6/ 1 「ガール」ユナイテッドシネマとしまえん も一回です
4人の女性。それぞれの生き方。それぞれの悩み。
30を越えると、ややこしくなるのか?
女は半分ブルーで、半分ピンク。
観る度に良くなる作品ですね。
素晴らしい映画、元気の出る作品です。
6/ 2 「虹色ほたる ~永遠の夏休み~」T-ジョイ大泉
東映アニメーションです。
小学校6年生のユウタ君は、お父さんをバイク事故で亡くしています。
前の年、ユウタ君はお父さんに連れられて、ダムのある山に行きました。
そこで、お父さんからかぶと虫の捕り方と、ダムの底には昔は村があったということを教えてもらいました。
ユウタ君は、その地へひとりで行くことにしました。
そこへは、お父さんが事故で死んだ場所を通ることにもなります。
ユウタ君は、お母さんに無事ついた、夕食までには帰れる、と電話します。
かぶと虫は見つからず、山のなかをさ迷っていると、ユウタ君は不思議な姿をした老人と出会います。
水がほしいという老人にスポーツドリンクを与えると、「甘い水じゃな」と言い、嵐が来るから気を付けろ、と声を掛けるといなくなってしまいます。
その後、老人が予言した通り、それまでの好天が嘘のような嵐に襲われたユウタ君は、鉄砲水に押し流されて・・・、
気がつくと、心配気に見おろすひとりの少女が。
少女はさえ子といい、この近くに住んでいるそうだ。彼女は、ユウタ君に名前を聞くと、やって来たケンジ君に、「いとこのユウタ君だ」と紹介します。
「かぶと虫やクワガタがいっぱいとれるところ知ってる。明日取りに行こう」と言うケンジ君と別れ、二人は少女の住む家へ。
お母さんが待ってる、帰らなくちゃ!と電話をかけようとしますが、電話は見たこともない黒電話。ダイヤルを回すと、「お掛けになった電話番号は現在使われておりません・・・」
変なテレビには、キャンディーズ。新聞の日付は、1977(昭和52)年ですと?!
焦るユウタ君の前に、先程の老人が現れます。
どうやら、さっきの鉄砲水に流されて、ユウタ君は異次元の世界に来てしまったらしい。老人の話では、水のお礼に元の世界に帰してあげるが、手続きに1ヶ月くらいかかる、戻るのは一瞬なので、のんびり夏休みのつもりで・・・とのこと。
不思議なことに、さえ子と一緒に暮らしているおばあさんもユウタ君を違和感なく受け入れます。
やがて、ダムの底に沈むことが決まり、それぞれが最後の夏を迎える村にやって来たユウタ君は、不思議な夏休みを過ごすことになります。
そして、さえ子ちゃんにもある秘密が・・・。
もうひとつの「時をかける少女」ならぬ「時をかける少年」だあ。
とっても、素晴らしい作品ですね。
6/ 7 「ツレがうつになりまして。」自宅
昨年の「てるてる大賞」最終選考に残った作品。
改めて観ると、心優しい作品ですね。
全編流れる音楽が癒されます。
原作はもちろん、この作品を映画化しようとしたスタッフの思いも込められてるような気がします。
宮崎あおいさん、堺雅人さんの素敵な演技もたまりませんね。
素晴らしい作品をありがとうございます!ですね。
6/19 「外事警察 その男に騙されるな」T-ジョイ大泉
警視庁の公安部に「外事課」ちゅうのがあるそうで、外国からのテロ活動などを防止するために暗躍する、日本のCIAみたいなもの。違うのは、他の国は外国で暗躍するけど、日本は「専守防衛」みたい。国内で頑張る。
この秘密のベールにおおわれた「外事警察」がNHKでドラマ化され、すごく好評だったらしい(観てないけど・・・)。
それの映画化。
ドラマの映画化おおはやりの邦画界ですが、ドラマ観とらんがな!のてるてるさんとしては、大いに悩むのでありまする。
なかには、ドラマ観てないお前が悪い!みたいな作りの作品もありますからね。
さて、公安の魔物と呼ばれた、住本(渡部篤郎)さんが帰ってきた(らしい)。
朝鮮半島の某国から濃縮ウランが持ち出されたらしい。
時を同じくして、東日本大震災の被災地の会社からレーザー装置の図面が盗まれたらしい。これは軍事的に使用されれば、核爆弾の起爆装置になるらしい。
これらがテロリストの手に渡ったら・・・。
各国の組織が動き出します。
一方、住本さんは、韓国に密かに脱出していた某国の核開発の中心人物だった男を探しだし、潜伏していた部屋を訪れます。男はかつて日本の研究者で、妻子を残し、祖国に渡った過去を持ちます。
レーザー装置がある会社に持ち込まれていることを突き止めた、外事警察は、その会社の社長が工作員で、日本人の女性と偽装結婚し帰化していることを調べ、内偵の協力者として、その妻(真木よう子)をターゲットにします。
息詰まるドラマ。
ラストまで気が抜けません。
素晴らしい作品でありますね。もちろん「てるてる賞」だぁ!
6/19 「愛と誠」T-ジョイ大泉
梶原一騎さん原作の漫画の映画化です。
何で映画化したのかは、わかりませんが。
何しろ、「あしたのジョー」の世界ですから、話がクサい。まともに映画化すると、喜劇になっちゃうよう!ということで、作られたのでしょうね。
新宿西口スバルビルの目玉の前で、突然「やめろと言われても」と、妻夫木さん演じる大賀誠さんが歌い出すと、ウケる!
武井咲(「えみ」と読みます)さん演じる五月女愛さんが「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌い出すと、もう笑っちゃうしかなくて、楽しい!
そういう作品ですね。
インド映画みたいな、突然歌と躍りが・・・の世界ですね。
時代は1972年、40年前だ。良い子のみなさんはまだ生まれてないかも。
「ねぇママ、ブルジョワって何?」
う~ん、それはブルーベリー味のヤクルトジョアのことさ!
などということは置いといて、ブルジョワって、あの踊って歌う両親の事だよって、インプットされちまいかねないほど、市村正親さんと一青窈さんのご両親は、いい味出してましたね。
わたし的にハマったのは、「狼少年ケン」。
まじめな映画評論家様は、なんと言うのかね。
わたしは好きですが。
6/21 「リアル・スティール」自宅
ブルーレイで、「リアル・スティール」を観ました。
この作品は、2011年「てるてる大賞」授賞作品です。
ボクシングは、より興奮度の高い格闘技に人気をさらわれ、さらにロボット格闘技「リアル・スティール」の登場で、廃れてしまいました。
ボクサーだった男は、そのリアル・スティールのトレーナーとして頑張ろうとしますが、うまくいかない。借金まみれの状態でした。
そこに、かつて捨てた前妻の死去の知らせと、息子マックス君の養育の問題が。
前妻の妹が養子を希望しており、資産家であることを知った男は、その夫婦が海外旅行に行っている間息子と暮らすことを条件に5万ドルをせしめることに成功、その金でロボットを購入します。
ところが、息子マックス君は自分が売られたことに気付き、金をよこせ!と言い出します。
息子を連れて、格闘場に行った男は一攫千金を狙い、メインイベントでの勝負に挑みますが、買ったばかりで、高い性能を持ちながら戦術もなく、あえなく破壊されてしまいます。
息子になじられる男は、スクラップ場に忍び込み、パーツを手に入れようとします。
そこで、転落したマックス君を救ったのは、捨て去られていた旧式ロボットの手。
命の恩人の「ATOM」君を回収するマックス君。
さあ、ロボット版「ロッキー」のはじまりはじまり!です。
観ていて、血が騒ぎますね♪
ブルーレイにおまけ映像がありまして、ATOMと「ゼウス」の対戦前の特集番組みたいな作りの映像。インタビュー構成で、ボクサー時代のエピソードも交え、楽しめます。
6/22 「ディア・ハンター」ユナイテッドシネマとしまえん
特別上映されていた「ディア・ハンター」を観ました。
長いブランクがあるので、この頃の名作は観たことがありません。
1960年代、ペンシルベニア州のロシア移民の村。
若者たちはドンチャン騒ぎ。
マックス(ロバート・デ・ニーロ)、ニック、スティーブンの3人がベトナム戦争のために徴兵され、出兵前にできちゃった婚のスティーブンとアンジェリカの結婚式。
マックスの親友ニックがリンダ(メリル・ストリープ)さんにプロポーズ!
男どもは、乱痴気騒ぎ。
翌日、山に繰り出した男どもは鹿狩り。
マックスさんは、見事な牡鹿を仕留めます。
ベトナム・・・思いもよらぬ戦場。
再会した3人は、捕虜となり、悪夢のような「ロシアン・ルーレット」を敵兵士たちの賭けの対象として強要されます。
極限状態から脱出した3人でしたが、スティーブンが足を大怪我し、3人は散りじりに・・・。
凱旋帰国したマックスさんでしたが、歓迎の横断幕を目にした彼は、町を素通りしてモテルヘ。
こっそりリンダの部屋を訪ねるマックスさんは、ニックさんが現地で勝手に除隊し行方不明となっていることを知ります。
皆と再会し、山へ鹿撃ちに出掛けますが、マックスさんは目の前の牡鹿を捉えながら銃の引き金が弾けません。
かつてとは違う思いにさらされるマックスさんでしたが、さらに、スティーブンも帰国しているが、所在不明であることも。
マックスさんは、アンジェリカさんを問い詰め、スティーブンさんが入院している病院を訪れます。彼は足を切断し、車椅子姿となっていました。
サイゴンから謎の送金があることを聞いたマックスさんは、ニックさんが今もサイゴンにいることを確信し、無理やりスティーブンさんを連れ戻します。
陥落寸前のサイゴンで、マックスさんはニックさんに再会しますが、変わり果てた姿に愕然とします。
そして、命懸けの説得を・・・。
葬儀の日、いつもの仲間と、車椅子のスティーブンさんも。
何が変えてしまったんだろうか・・・?
ベトナム戦争でのなりふり構わぬ、戦力投入、大量破壊兵器、枯れ葉剤、村民大虐殺・・・、強いアメリカの敗北と大勢の戦死と心身共に傷ついた兵士たちの帰還。
こうした中で作られた作品は、心をえぐられる思いがしますね。
でも、懲りないアメリカ。
最近の超大作作品を観ていると、そんな気がします。
美しいギターの調べとともに、考えさせられる作品でしたね。
6/23 「宇宙兄弟」ユナイテッドシネマとしまえん も一回です
ただただワクワクする映画ですね。