おうちでホームシアター
「大脱走」を観ました。

みなさん、スティーブ・マックイーンさんって知ってます?
かっこよかったんだよ。で、スティーブ・マックイーンといえば・・・の作品ですね。
なにしろ、有名なシーンがありますからね。

でもそのあと、こんなっちゃう…。

この作品の冒頭に、これは実話ですって、テロップが出てきます。
第2次世界大戦のドイツ空軍の捕虜収容所。
ドイツ軍は、連合軍の捕虜たちが、収容所から脱走するので、迷惑しておりました。
中には、脱走未遂17回とかいう強者までおります。
ならば、そいつらを一か所に集めて閉じ込めちゃおうとドイツ軍は考えました。
捕虜たちのトップであるラムゼイ大佐(ジェームズ・ドナルド)さんは、「捕虜の任務は脱走して後方撹乱することだ」と言ってのけますが、フォン・ルーガー収容所長(ハンネス・メッセマー)は、「腐った卵を一つの籠に」と言います。
でも、収容所に送り込まれたメンバーは、「脱走のプロ」たち。早速逃亡を試みますが、敵もさる者、看守長のシュトラハヴィッツ(ハリー・リーヴァウワー)さんにことごとく見破られてしまいます。
ともに、「トンネル王」と呼ばれるポーランド人のダニー(チャールズ・ブロンソン)さんとイギリス軍のウィリー(ジョン・レイトン)さんは、収容所から森までの地下トンネルを考えますが、作戦を指揮する人物がいません。
その「ビッグX」と呼ばれるロジャー・バートレット(リチャード・アッテンボロー)少佐は、ドイツ軍からも脱走指揮者ではないかとの疑いをかけられ、ゲシュタポの厳しい取り調べを受けた後、収容所に送り込まれてきました。
ロジャーさんは、ラムゼイ大佐に「250人を脱走させる」と宣言します。
かくして、大脱走計画と、そのためのスタッフが集められました。
「ビッグX」:ロジャー・バートレット(リチャード・アッテンボロー)
「情報屋」:サンディ・マクドナルド(ゴードン・ジャクソン)
「トンネル王」:ダニー(チャールズ・ブロンソン)
「トンネル王」:ウィリー(ジョン・レイトン)
「測量屋」:デニス・ガベンディッシュ(ナイジェル・ストック)
「土処理屋」:エリック・アシュレー(デヴィッド・マッカラム)
「製造屋」:ルイス・セジウィック(ジェームズ・コバーン)
「調達屋」:アンソニー・ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)
「仕立て屋」:グリフィス(ロバート・デズモンド)
「偽造屋」:コリン・ブライス(ドナルド・プレザンス)
独自の脱走を試みる男たちもいます。
「独房王」:バージル・ヒルツ(スティーブ・マックイーン)
「モグラ」:アーチボルト・アイヴス(アンガス・レニー)
大脱走作戦の始まり始まりです。
それぞれの任務を遂行する男たちの姿が素晴らしい。


史実に基づいて、脱走した人数、成功した人数、銃殺された人数は同じようですね。
戦って、負けて捕虜になっても、捕虜としての戦いがあるんだぁ。
脱走のプロ集団、ドイツ軍だって、「あいつら、きっとやるぞ」と、警戒しているでしょうから、どう秘密裏に(当たり前だ)計画を実行していくのか、その態勢、統率力には敬服します。
スティーブ・マックイーンさんの単独プレーも見事!だけど、それぞれの役割を地道に成功に向けて進めてきた姿にこころ打たれるものがありますね。
「生きて虜囚の辱めを受けず」などという、どこかの愚かな命令と違って、なんて前向きなんでしょうね。
戦って、負けて捕虜になっても、捕虜としての戦いがあるんだぁ。
脱走のプロ集団、ドイツ軍だって、「あいつら、きっとやるぞ」と、警戒しているでしょうから、どう秘密裏に(当たり前だ)計画を実行していくのか、その態勢、統率力には敬服します。
スティーブ・マックイーンさんの単独プレーも見事!だけど、それぞれの役割を地道に成功に向けて進めてきた姿にこころ打たれるものがありますね。
「生きて虜囚の辱めを受けず」などという、どこかの愚かな命令と違って、なんて前向きなんでしょうね。
困難を乗り越え、脱走は実行され、76人が収容所から脱走しました。
史実でも、この脱走への捜索に7万人のドイツ軍が動員されるなど、後方撹乱という目的は達成されたといえます。
それには大きな犠牲もありました・・・。
すばらしい作品ですね。