さて、第2集は、「全球凍結 大型生物誕生の謎」です。

【あらすじ】
およそ6億年前。地球は一面真っ白な氷で覆われていた。平均気温はマイナス50℃以下。陸は南極大陸のように厚い氷に覆われ、海は1000メートルの深さまで凍りついた。数百万年も続いたこの全球凍結を引き起こし、生命を窮地に追い込んだのは、懸命に生きて繁栄しようとする生命自身の本能だった。
しかし、この危機を克服した時、微生物にすぎなかった生命は、大量の酸素とコラーゲンを使って大型生物へと進化した。
凍結と言うと、マンモスさんの「氷河期」をイメージしますが、「氷河期」なんて、ごく最近の話で、かわいいもの。赤道付近や海中はまったく変わらず、動物たちは南に移動すれば良かっただけ。
こちらの6億年前の奴は半端じゃありません。この当時は、陸上には生物はおらず、ただ荒涼とした大地が拡がるのみ。生物(まだ微生物ですが)は、海の中で繁栄していました。
こちらの6億年前の奴は半端じゃありません。この当時は、陸上には生物はおらず、ただ荒涼とした大地が拡がるのみ。生物(まだ微生物ですが)は、海の中で繁栄していました。
それが、地上1000メートル、水面下1000メートルが氷に覆われてしまいました。気温マイナス50度だとか。
海はもっと深いぞう!というけれど、深海には光が届かず光合成のできない生物は・・・、そして酸素と栄養を取れない生物は・・・。
海はもっと深いぞう!というけれど、深海には光が届かず光合成のできない生物は・・・、そして酸素と栄養を取れない生物は・・・。
どうして、こんなことが起こったのでしょうか?
1.ペギラが来たから。
2.温室効果がなくなっちまったから。
3.巨大なドライアイスの塊が衝突したから。
4.地球内部の火が消えちゃったから。
海の中では、3つの勢力があったようです。
一つは、メタンガスを発生させる生物。
もうひとつは、葉緑体をもち、光合成で酸素を発生させる生物。
そして、水中の栄養分を取って生きる生物。
ところが、光合成生物が頑張っちゃって、酸素が増え、メタンと結びついて、大気中のメタンガスが減少します。そのため、温室効果がなくなった地球は・・・で、こんなになっちゃったのだ。
あああ、絶滅かあ・・・、でも、この後に及んでもしぶといご先祖様、生き残っちゃうやつがいるんですよね。どうして生き延びたのでしょうか?
1.月にワープ。
2.土に潜った。
3.温泉につかった。
4.冷凍保存。
さて、数百万年続いた「全球凍結」の終焉は、やはり、「温室効果」。
地球自身の内部は相変わらず、熱く頑張っていますので、火山活動はあります。その時発生する二酸化炭素は、水が凍結しているので、大気中に放出されていき、とうとう「温室効果」で、氷が溶けだします。
すると、ますます気温が上昇し、気温50℃、水温45℃なんてことになります。
そのため、風速300メートルなどというとんでもないスーパーハリケーンが次々に発生し、海水を底からかき混ぜます。
おかげで、海底の高濃度の栄養分が海面に引き上げられ、高濃度の酸素と相まって、「コラーゲン」が生み出されてきます。この「コラーゲン」こそが生物の巨大化を支える貴重なアイテム。骨や皮膚のもとでもあります。
そのため、「全球凍結」の後で、生物は飛躍的な進化を遂げます。
巨大化し、多様な形態をもった生物が発生し、脊椎動物へと進化する生物が登場することになります。
これが、ご先祖様です。
その後の調査で、この「全球凍結」、遥か昔の22億年前にも起こったそうな。
この時も生物は飛躍的な進化を遂げたそうだ。
転んでもただでは起きないというか、すごいね。
その後の調査で、この「全球凍結」、遥か昔の22億年前にも起こったそうな。
この時も生物は飛躍的な進化を遂げたそうだ。
転んでもただでは起きないというか、すごいね。
前回の答え:「3」「2」