三木聡監督の作品を観はじめると止まりません。
「亀は意外と速く泳ぐ」をホームシアターで観ました。4回目ですが、本当は、コメント付きを続けて観てるので、たくさんです。

以前観た時の記事は、こちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/takateru13/29158224.html 「亀は意外と速く泳ぐ」も一回
「くっだらねえ!」がほめ言葉の映画ですね。
のっけから、「一生日記」なるものがでてきます。
同じ病院で生まれたふたり。
エキセントリックな扇谷クジャク(蒼井優)さんと、そこそこで目立たない片倉スズメ(上野樹里)さん。「シジミさん」などと呼ばれたりしていましたね。
亀にえさをやるだけの人生なんて・・・、と日増しに影が薄くなっていく、踏んだり蹴ったりのスズメさんがたどり着いたのが、「亡国のスパイ」。
500万円の活動資金を渡され、与えられた指令は・・・「目立たず生きろ!」。
無自覚に目立たず生きているのと違い、意識して目立たず暮らしていくことがいかに大変なことかを、この作品は教えてくれます。これはためになります(本当か?!)。
この街に暮らしているスパイ仲間がすごい。
岩松了、ふせえりの夫婦。
そこそこラーメンを作り続ける松重豊さん。
豆腐屋をしながら、ヒットマンの村松利史さん。

スパイ摘発に動き出す、「公安」が怖い。
笑うともっと怖い、嶋田久作さん。
鉄棒の大車輪をやってのける伊武雅刀さん。
情報屋の緋田康人さん。
憧れの先輩の要潤さんにも隠された秘密が・・・。
温水洋一さんの職業は・・・?
豆腐屋の隣なんで、湿気て売れない最中屋の森下能幸さん。
スズメさんのお父さんの岡本信人さん。
これらの人たちが、しょうもないことを繰り返します。
くだらなさにしびれます。