新しい住まい(まだ引っ越しできてません・・・)と、新しい職場。
お気に入りの本屋さんがなくて、困っています。というか、立ち寄れる本屋がない・・・。
お気に入りの本屋さんがなくて、困っています。というか、立ち寄れる本屋がない・・・。
途中で、寄り道して、本屋さんを物色すると、おうおう!出てる出てる!内田春菊さんのマンガと、サイバラさんの絵本三部作。もう、買うしかありません。
大好きな内田春菊さん。お話がうまい!
ちょっと前に2冊の単行本が出ておりました。
ちょっと前に2冊の単行本が出ておりました。
「お前の母ちゃん Bitch!」

数奇な運命のもとで頑張ってきた春菊さんは、その物語を小説や漫画のネタとして活用し(こいうの「芸の肥やし」というのだろうか・・・)、いろいろ作品を生み出してきました。女優業でも頑張っています。
4人の子供(アイン、ツバイ、ドライ、デッタン)と、元夫(パラケ)と同居する「私(ミリー)」が、男のこと、女のこと、「イく話」などなどを、奔放に語り、「ビッチと呼ぶなら呼べ!」と吠えます。
長男アイン君がツッコミ役で登場してくるのがおかしい。
面白くて、ちょっと恥ずかしい(車内で読んでると・・・)作品ですね。
「ON・DAN・BATAKE2」

温暖化してしまった未来社会と、つながってしまった。
へえ、とちょっとためになるかもしれない作品。
今回の新刊は、「連結部分は電車が揺れる」

昨年の秋に50歳になりました内田春菊さんが、「40代とは!」みたいなマンガをえらそうに描いたりできるわけです、と「アラフォー」の女性を描いています。
3つのお話。
「他人(ひと)にはどうでもいいこと」
かわいいルナちゃん、ブリブリでやってきた留奈さんは見た目若いけど、38歳になっていました。
でも独身。甥っ子や姪っ子に「おばちゃん」と呼ばれると、「ルナちゃんと呼びなさい!」と怒ったりします。
そんな彼女にも不安や悩みがあります・・・。
「25人に1人の君」
夫と、中学1年生と小学5年生の娘を持つ国兼さんは、43歳のデザイナー。
デザイン事務所では、若い子たちからは煙たがられる存在。
そんな彼女に、若い青年が声をかけてきました。向かいでアクセサリーを作っている青野さん。
心が揺れ動く国兼さん。でも、青野さんは・・・。
「自分にしか興味のない人たち」、25人に1人いるらしい。
「連結部分は電車が揺れる」
40歳同士の良子さんと美津子さん。ともに、夫とはセックスレス。
娘しをりちゃんと息子ノキ君を持つ良子さんは、専業主婦。夫はどうやら浮気をしているらしい。
傷つける言葉を吐く夫。
良子さんは、雑貨店で働くことにしました。
雑貨店にいつも顔を見せる青年。気になる存在です。恋をしているのかもしれません・・・。
幼稚園児のノキ君に、そっと本当の事を言う楽しみ・・・。
店での会話が気持ちを良くします。
だんだんきれいになっていく良子さんに嫉妬し、疑い深くなる夫。
売れない役者である青年の事まで調べています。
美津子さんと話をすると、割り切って「出会い系」を楽しむべきだと言われます。
美津子さんの夫婦関係は冷え切って、そんなことも・・・。
私、美津子みたいに割り切れるか、自信がない・・・。
良子さんは、青年から、芝居の舞台に観に来てほしいと誘われます。
嫉妬する夫、携帯ものぞいている・・・!
「そんな人ともう暮らせない。別れて下さい!」と言い放つ良子さん。
泣きながらすがりつくノキ君。父親寄りと思っていた、しをりちゃんが「いかないでママ!!」と言い、「パパ、ママにあやまって!!」となじり、号泣します。
謝ろうとせず、うやむやにしようとする夫。
良子さんは、芝居にしをりちゃんを誘います。
嫌がる夫、わがままです。
結局、良子さんは、しをりちゃん、美津子さんと3人で芝居を観に行きます。ノキ君を夫に押し付けて。
役者の姿に感動する良子さん。
その夜・・・・。
電車の線路の連結部分は大きく揺れるけど、それを過ぎたら、また普通に電車は走る、そして、これから行く先の方につながっていくのよ・・・。
とても、すばらしい作品を読ませていただきました。
サイバラさんの絵本は、また今度。