巨匠インバルさんの「運命」、言うことなしですね  | てるてるの小屋

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東京都交響楽団「作曲家の肖像」コンサートに行ってきました。会場は、池袋の東京芸術劇場です。

今回の作曲家は、「ベートーヴェン」。言うことなしですね。

指揮は、都響のプリンシパル・コンダクターの巨匠エリアフ・インバルさん。

演目は、もう「特別定食」みたい・・・。
1.ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ベートーヴェンの時代は、フランス革命と革命の嵐がヨーロッパを駆け巡る激動の時期。変革と情熱に満ち溢れた時代のなかで、彼もゲーテやシラーとふれあい、音楽に取り入れてきています。
この「エグモント」はゲーテが書いた悲劇で、スペインの圧制に抵抗してネーデルランド(オランダ)の自由のために生き、死んだエグモント伯爵を描いたもの。ベートーヴェンはこの劇のために
序曲と9曲の付随音楽を作曲しました。
有名な序曲ですね。

2.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
「皇帝」という名前がつけられた(本人がつけたわけではありません)くらいですから、格調高い曲ですね。
ピアニストは、小菅優さん。ヨーロッパで活躍しているそうです。とても堂々とした演奏でした。

3.ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
冒頭の「ダダダ、ダー」(「タタタ、ター」?「ズズズ、ズー」?「ザザザ、ザー」?「ジャジャジャ、ジャー」?)―「運命はこのように戸を叩く」―
よく聞く言葉ですが、ベートーヴェンの伝記の中で本人がそう言ったという話は、どうやら作者の作り話っぽいようですね。
それは、ともあれ、見事な交響曲ですね。
特に、第3楽章から第4楽章への展開、歓喜に満ち溢れた第4楽章は、こころが震えます。

インバルさんの指揮も見事としか言いようがなく、ホールは歓喜であふれかえりました。