
映画の「食堂かたつむり」を観まして、楽しい絵本のようなお話と、料理の魔法、ということがとても心に残って、原作の本を一気読みしてしまいました。
おばあちゃんの形見の「魔法の糠床」を残して、すべてを失ってしまった倫子さん。
そのとき、「声」も失ってしまいました。
でも、彼女にはおばあちゃんから学んだ「魔法」を身につけていました。
おっぱい山の生まれ故郷の村、かかわらないようにしてきた、自由奔放な母親ルリコさんの家の物置を借りて、小さな食堂を作りました。名づけて「食堂かたつむり」。
お父さんのいない倫子さんにとって、頼りがいのある熊さんがお客様第1号、そして奇跡が起こります。
絵本を読んでいるような、楽しい、そしてちょっと涙がこみ上げてきちゃうお話。
料理をすること、食べることは、命(動物も植物も)を奪うこと。だから、感謝して、「いただきます」「ごちそうさま」。
いいお話に出会うことができました。
ああ、も一回映画観たくなっちゃたな。