「AVATAR アバター」 欲深な地球人はロボットたちが反乱しても自業自得だ! | てるてるの小屋

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23日は、面白そうな作品の公開日で、やりくりが大変。
ということで、新宿ピカデリーで「AVATAR アバター」を観てきました。
3D字幕ってやつですね。

ジェームズ・キャメロンという監督は、「ターミネーター」の監督さんですね。これはよく知ってます。この作品は、レンタルビデオ屋さんのモニターで見かけて、面白くて、全編「立ち観」した作品。
「タイタニック」という映画も作ったようですが、観ていません。「拷問されても観ない」作品のひとつです。

最近やたらと「3D」なるものが幅を利かせてきて、頼みもしないのに、定価2000円を取られます。
「カールじいさん・・・」で、懲りましたので、もう2度と「3D」は観ないぞ!と、固く心に誓ったてるてるさんでしたが、あの新宿ピカデリーは「3D」しかやらない、プンプン! じゃあ、観るのやめるかとも思ったのですが、「夜な夜な」なのに夜上映しない「よなよなペンギン」で負けてますので、ここで引き下がっては・・・。

22世紀のお話です。
地球の人たちは、宇宙に進出して、5光年も離れた、太陽系に最も近い「アルファ・ケンタウリ系」の惑星の一つ、「ポリフェマス」の衛星「パンドラ」に地球に似た環境、生物を発見します。
といっても、大気は有害ですので、酸素マスクは必須ですぞ。

そこには、広大な森林と様々な生物、そして、人間の1.5倍の身長を持つ知的生命のヒューマノイド「ナヴィ」という民族が暮らしています。
彼らの生活している地域の地下には、「アンオブタニウム」という浮遊する鉱物が大量に埋蔵されていることがわかりました。その鉱物は、画期的なもので、またとてつもなく高価で取引されるものです。
欲深な地球人たちは、その資源を何とか、わがものにできないもんか考えました。
かつて、インカ帝国を滅ぼし黄金を手にしたように。
かつて、その地に生活していた人々を追いやり、広大なアメリカ大陸を手にしたように。
そして、そのために、科学技術を発展させてきたのです。「アバター・プロジェクト」です。

地球人とナヴィのDNAを遺伝子操作で合成させて、作り出したハイブリッドの肉体に、人間の意識をリンクさせて操ることにより、生命体としてパンドラの環境でも活動できるのです。

戦闘による負傷で下半身が不自由になってしまった、元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワシントン)さんには、双子の兄トミーさんがいました。科学者であったトミーさんは、このプロジェクトに参加していて、自らのDNAを提供して生命体が作られたのですが、事件に巻き込まれ、死亡してしまいます。
高額な資本を投下している企業が目を付けたのは、双子の弟ジェイクさんです。

同じくプロジェクトに参加している科学者のグレース(シガニー・ウィーバー)は、何の知識も持っていない、元海兵隊員という野人のようなジェイクさんの登場にカンカン。
グレースさんは、もう一人の科学者ノーム(ジョエル・デヴィッド・ムーア)とともに、新たな生命体で活動し、ナヴィたちとも接触して、ナヴィ族やパンドラの生命体の不思議な関係などを研究しており、企業の思いとは別の次元に立っていました。

プロジェクトの責任者である、資源開発会社RDAのパーカー(ジョヴァンニ・リビシ)さんは、生命体を使い、ナヴィ族と接触を図る中で、「穏便に」侵略したいと考えておりますが、RDA保安部門の指揮官であるクオリッチ大佐(スティーヴン・ラング)は、そんなの生ぬるい、強力な武器を使って力づくでやればいい、生命体はそのための情報取りだ、と考えています。元海兵隊員のジェイクさんもその考え好きです。

生命体となり、パンドラで活動を始めたジェイクさんですが、猛獣に追われ、グレースさんたちとはぐれてしまいます。
危機一髪のジェイクさんを助けたのは、ナヴィ族の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)さん。愚図な野郎だとののしられながら、ナヴィ族との交流が始まりましたが・・・。

後は、映画館で観なさい!

ジェームズ・キャメロン監督がこだわった「3D」の映像は、迫力満点で、見事です。
素晴らしかったです。

話は変わりますが、「ターミネーター」といい、この作品といい、未来の人類は駄目ですね。
やっぱり、キアヌ・リーブスが来て、滅ぼされても仕方ないよ、と思ってしまいます。ロボットたちが反乱しても自業自得だよ。
人類は、歴史に何を学んだのだろう。
いろいろな人達が描く、未来社会って・・・。
「スター・トレック」は、ファースト・コンタクトで、人類はみんな良い人になってしまうって言っていたけど・・・。

「ティンカー・ベル」と同じ日に観てはよくないなあ。
でも、お勧めのすばらしい作品でしたよ。