「時をかける少女」(細田守監督) 素晴らしい続編ができましたよ | てるてるの小屋

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「時をかける少女」と言えば、原田知世さん主演、大林宣彦監督の尾道三部作、ですが、20年の時を経て、再び蘇りました。

DVDで、細田守監督の「時をかける少女」を観ました。
「サマーウォーズ」の監督さんですね。

前作の続編というイメージで、時をかけちゃった芳山和子さんが登場します。

時間を跳躍する「タイムリープ」の能力を偶然身につけてしまった主人公の紺野真琴さん。
不思議な体験をして、「魔女おばさん」と呼んでいる叔母の芳山和子さんに相談すると、「それは『タイムリープ』よ」と、こともなげに語ります。ほんとうは、「おっ、同志!」と思ったのでしょうね。

真琴さんは、得意絶頂。だって、妹の美雪さんが食べてしまった自分のプリンをその前に戻って食べられるし、テストだって、答えがわかっているから突然優等生。失敗も回避できます。

でも、物事は、その行為に影響されていくもの。真琴さんの幸せは、誰かの不幸せだったりします。
そのことが、大事な男友達の間宮千昭君、津田功介君との関係にも・・・。

「タイムリープ」ができたら・・・、あなたは何に使いますか?
魔女おばさんが言うように、真琴さんは実にささやかなことのみ。
わたしは、実はその能力を持っていて、巨万の富を手にしたことがあります。
「Winning Post」という、コーエーの競馬シミュレーション・ゲームがあるのですが、そのゲーム馬券が買えます。「タイムリープ」を活用し、万馬券当たり放題・・・。

真琴さんは、「なかったこと」にするため、悪戦苦闘することになります。
そして、その能力にも使用回数の制限があることを知り、そして、ある重大な事実を知ってしまいます。
「取り返しのつかないこと」に、なってしまったら・・・。

青春は、やり直しがきくことと、取り返しがつかないことが重なり合っています。
そのことを経験した真琴さんは、ひとつ大人になっていくのでしょうね。

きれいな風景、リアルな映像、素敵なお話。ちょっとせつない物語。
素晴らしい続編ができましたよ。