”紫色は好きですか？「紫色＝高貴な色、恋愛の色」として、古代から日本で大切にされました。その紫色、大分県竹田市でも生み出されていたことをご存知でしょうか？「豊後紫草」「紫土地」「紫八幡社」と、あなたも出会いましょう！”
おごめ～ん、大分のtakatch親方です(｀･ω･´)ゞ
▽今回の私、青みがかっておりますが、紫色のTシャツを着ております。
あなたは紫色が好きですか？
私は、紫色担当のアイドルが好きですｗ(野中美希、谷本安美、島倉りか、田代すみれ、近藤沙瑛子、ゆうきetc...)
紫色は、古代日本で重宝された色でした。
- 聖徳太子が定めた冠位十二階の最高位が紫色。
- 神社や寺院でも、紫色は高貴な色として重宝。
- 古代の日本文学では、紫色は恋愛を表す色。
その紫色は、大分県竹田市でも古代に生産されていたことをご存知でしょうか？
▽竹田市志土知(しとち）地区に、「紫草の里(むらさきのさと）」という場所がございます。
かつて、「豊後紫草(ぶんごむらさき）」という草が志土知で植えられていました(紫草園)。
収穫には豊後国(大分)の最高責任者が立ち会ったり、西の朝廷である大宰府からも視察が来たり。古代の日本でもかなり大切にされた紫草園がございました。
※▽豊後紫草については、おおいた遺産の紹介ページをご覧ください。
豊後紫草も、近代の化学染料に押された衰退し、絶滅危惧種に指定されるまでに追い込まれました。
しかし、2000年に奥豊後古代紫草蘇生研究会を行政と民間の協力で発足。古代から重宝された豊後紫草を保存する取り組みも行われております。
現在、竹田市志土知には「紫八幡社」という神社もあり⛩ まさに紫な名前なり！
▽このたび、私も志土知(紫土地）と紫八幡社を訪問。
大分学検定３連覇＆豊肥地区(竹田市/豊後大野市)出身の私も、今回が初訪問！
現地を訪ねて感じたことは、以下の通り。
- 志土知はのどかな山間で、自然豊か。これは紫草もすくすくと育つだろう。
- 紫土地は、古代の伝説にちなむものだったとは！
現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』は、紫式部が主人公。
まさに紫色が注目される2024年に、大分県竹田市の豊後紫草ゆかりの場所をご紹介いたします！
竹田市散策のご参考にどうぞ♪
最初に、私のナレーション動画にてお楽しみください🎥
大分県竹田市志土知「紫八幡社」動画はこちら→https://youtu.be/xvU9Db67S5U
続いて、写真と文章でお楽しみください✎
(１)地名「紫土地(志土知)」というネーミングが、紫そのもの｜古代の伝説に由来＆火山灰や標高も紫草に好条件
▽「紫土地(志土知)」と紫草の説明看板。要点は以下の通り。
- 奈良時代、色の最高位とされる紫の染色材料＝紫草は、現在の竹田市で栽培された。
- 当時の紫草は重要産品で、大宰府から官吏(役人)が年に3回、この竹田の紫草園を訪問。大和政権が直轄管理するほど。
- 紫土地(志土知）は、火山灰による土質＆標高などの自然状況が整い、紫草の生育に最も適している。
第２章でご紹介いたしますが、「紫土地」の地名は、紫八幡社にまつわる伝説にも由来があるようです。
▽紫八幡社周辺から眺める志土知の風景。
山間にあり、自然豊か。これは紫草の生育にも適しそうです✨
続いて、紫八幡社へお参りいたしましょう⛩
(2)神社「紫八幡社」にお参り｜山間ののぞかな場所で、紫を想う。
▽最初に、紫八幡社の由来・縁起をご紹介。現地案内看板の要旨は以下の通り。
- 祭神：応神天皇
- 創祀：972年(天禄三年) ※現在の地への遷座は1720年(享保五年）
- 伝説：神功皇后による三韓討伐(韓国出征)の際、傾山へ戦勝祈願→この時、軍勢を率いてこの志土知の地で旗を立てたところ、紫色の曇天に旗がたなびき、この土地が紫色に映えたことから「紫土地」と名付けられた。
神功皇后の三韓討伐にちなむ地名というのも興味深いです！
気になる紫八幡社へレッツラゴー⛩
▽紫神社の地図(大分県竹田市志土知１３７３)
中九州道の竹田ICや、JR豊後竹田駅から車で15分程度。県道638号(白丹竹田線)→県道699号(小川穴井迫線)→田北商店さんの交差点を県道699号でない方向に向かいます(トンネルまで行くと違う道です)
▽県道699号ではない道を進むと、道路沿いに鳥居あり。平成30年建立の新しさ。
▽「紫神社」の額束もインパクトあり。紫がつく神社と言えば、📝鹿児島県出水市の「加紫久利神社」を思い出します。
▽参道は300mほどまっすぐ続きます。
▽本殿が見えてまいりました。
▽しっかりとした構えを見せます。
▽「紫八幡社」の額束、本殿でも存在感あり。
▽天井の画もカラフルで美しい✨
▽神社という建築彫刻も、たくましくて美しい。
▽狛犬もいらっしゃいまっせ🐶
▽のどかな境内。ここに佇むだけでも癒されます♪
紫八幡社、お邪魔いたしましたm(__)m
最後にまとめです。
(3)まとめ｜大分の魅力を１つ発見！出歩き学ぶと、うれしい出会いがある！
竹田高校出身＆竹田でのお仕事通算６年目でありながら、初訪問。
「豊後紫草」「志土知」はかねてから聞いたことがあるものの、いざ現場に行くと新しい発見がございますね！
「豊後紫草が、奈良時代に国家事業レベルで重宝されていた」というのは驚きですし、竹田のすごさを感じました✨
出歩いて散策すること、地元について調べることで、新しい魅力と出会えます。人生にプラスアルファができ、嬉しいです♪
あなたもぜひ、身近で馴染みのあるところを歩き、調べるとアッと驚く出会いがあるかも！？
知的好奇心、これからも大切に✨
以上です(｀･ω･´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたｍ(__)ｍ
▽♨私のおすすめ温泉ホテル！大分県竹田市「クアパーク長湯」では、温泉の歩行浴・星空の見えるコテージ・地産地消のレストランを楽しめますよ♪(クアパーク長湯 訪問動画）→https://youtu.be/KNxPJM0AppQ)[広告]
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