
「何にもないけど、ニッポンがある・・・豊後大野」
おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
今週は連夜、青年団活動をしながら豊後大野について考えている気がします(笑)それでこそ青年団かな!?(笑)
3月1日(木)・2日(金)と、大阪の李有師氏(ものがたり観光行動学会専務理事)を豊後大野市に招き、懇親会や観光セミナーが行われました。(市主催)
○李氏について
- ブログ→http://d.hatena.ne.jp/pensionlee/
- 昨年11月開催の豊後大野ジオシンポ記事より→http://bungo-ohno-seinen.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-3a41.html
○ものがたり観光行動学会とは(毎日新聞さんの記事より)
旅人と迎える人の「かかわり」で生まれる「何か=ものがたり」を育て、学び、社会に生かす仕組みを追求する。
それでは、2日間の様子をまとめて紹介します!
【1日(木)】
☆「ニッポンのふるさと『豊後大野』を熱く語るで!inかふぇ*ぶらんち」
三重町かふぇ*ぶらんち、参加人数:全体18人(うちなないろメンバー4名)
この日は、李氏との懇親会。
李氏はじめ、参加者同士で自己紹介しあい、親睦を深めたり、豊後大野市に対する夢について語りあったりしました!
▽李氏。
関西人らしく、テンポのよい語りでした!そして、熱~い想いを伝えてくださりました!
▽全体で自己紹介や語り合いをしている様子
今回はお食事もございました!しかも、地元豊後大野に関するディッシュのオンパレードです♪
▽前菜。
すべてに朝地産の「塩だれ」が使われておりました♪あっさりとした風味で、おいしさが引き立っていました♪
▽とり天と十六穀ごはん。
とり天にも塩だれが使われており、美味しかったです♪
▽参加者の方が作られた大学芋。
通常の水あめ式とはちと違った感じです♪
豊後大野市は、「甘太(かんた)くん」といったサツマイモ(かんしょ)が盛んですからね♪
▽原尻の滝近くのジェラート屋さんのアイスクリームと、七色の味。
豊後大野市が7つの町村で合併し、その7町(色)をあらわしているとか♪(「なないろベース」も、この7町(色)に由来しています。)
こうしたストーリーある料理は素晴らしいと、県の担当者。
こうして、話題や料理、そして人すべてがまさに豊後大野一色となりました!
李氏はじめ、豊後大野について熱い想いを持ったメンバーと出会えてよかったです♪
楽しく語り合い、嗜んだ一夜でした☆
▽みんなで自由にtalk♪
おりょ!?、夜でも元気な方がおおいですね~♪(笑)
李氏、参加者の皆様、かふぇ*ぶらんちのみなさま、ありがとうございました!

◇◆◇◆◇◆◇
【2日(金)】
☆「豊後大野市観光まちづくりセミナー」
三重農村環境改善センター、参加人数:35名ほど(うちなないろメンバー2名)
この日は、市内各団体や有志が集まり、李氏による観光講義が行われました。
この日もノリよくかつ熱く講義されました!
内容は前日の懇親会よりも濃い、まさに大学の講義といった内容でした!
<主な内容(※あくまでもタカッチの主観です。これが講義内容のすべてではございません。)>
○産業構造の変化が起こっている現代
例:不景気で工場が消滅、IT活用による人件費削減→都市部にも大打撃(「都市部には夢(就職先)がたくさんある」の崩壊)
⇒「都市化貧乏(仕事は確かにあっても手取りや家賃等で手取りが少ない)」or「『ニッポンのふるさと』でお金持ち」?
○「20世紀型観光」=物見遊山、とにかく人が来てくれればよい
⇔「21世紀型観光」=滞在型、生活・人・文化などのストーリーがある
○豊後大野市
-
「21世紀型観光コンテンツ」(石橋・磨崖仏など)がある!
-
「コンテンツを伝える手段」(インターネットなど)もある!
⇒ネット…「世界へ情報をリアルタイムに発信できる(例:値段)」、「自分たちの値段で直接販売できる」
※前日の懇親会の参加メンバーは、基本的にfacebook経由で集まったメンバー。
これについて、「きちんとネットを活用して人が集まれている。コンテンツを伝える手段がきちんと備わっているじゃないですか。」と李氏。
○豊後大野市の課題
- 宿泊施設が脆弱(=せっかく市内によいコンテンツがあっても、他地域にお客とお金を持っていかれるパターン)→常時100人泊まれるような施設を作ろう!
- 目的にかなった宿泊施設にしよう!(例:四国八十八箇所参り→お遍路さん向けの宿泊施設を提供。)
・魅力の団子(石橋などのコンテンツ)は各地にあるのに、それを1つにまとめる串がない。
例:ジオパーク(認定)を串にする(「ジオパーク(認定)」を通じ、市の意識・価値を1つにする)。
・廃校などがそのまま放置。もったいない。
宿泊施設や資料館に使うなど、有効活用しよう!
・通過点で終わってしまっている。
大手旅行会社ツアーでも、豊後大野はトイレ休憩等の通過点扱いになっている(目的地やメインではない)。
おまけに、トイレ休憩等で立ち寄ったとしても、その地が豊後大野市であることが紹介されていない場合もありうる。
○今後についてのアドバイス
・足腰動くうちに早めに手を打とう!(=タイミングを見てスピーディーに動こう!)
⇒状況が悪化しもう動けない状況にまで陥いらぬよう、早めに動こう!
・観光的手法(PR・動きなど)…「存在証明」ではなく「存在表明」で!
・「存在証明」=“自分とは何か(アイデンティティ)”を考える。(例:「私は○○出身で~」)→ここで終わってはもったいない!生産性なし。
・「存在表明」=実際に動き始めること、具体的な手法を使うこと。
…が主な内容です。
参加者のみなさまも真剣に聞き、意見交換されました。
参加者との意見交換でもありましたが、まずは自分たちの地域にある魅力を見つけ・価値づけていくことが大事。
自分たち自身が、「地元には○○という魅力・自慢があります!」と楽しそうに語れるようになること。
また、いかに豊後大野に滞在してもらい、様々なストーリー・思い出を共有したり、お金を落としてもらったり(=地域経済活性化)してもらえるのかを考えていく必要があると。
その滞在のためには、きちんとした宿泊施設の整備が急務であることが分かりました。
少しずつ、21世紀型観光について姿が見えてきました!
「豊後大野はまさに21世紀型観光にふさわしい土地だ!」と李氏が豪語されていました。
新しい形の観光にチャレンジできるチャンスなのかな、と個人的に思いました☆
この2日間、李氏や市・県の方々には大変お世話になりました。素敵な機会をありがとうございました!
以上、ふるさと豊後大野について語り学んだ2日間の様子でした♪
P.S 県の方より、大分県のジオパークネットワークのバッジを頂きました♪
早速胸につけ、観光セミナーにのぞみました!気合が入りますね!(笑)
こちらもありがとうございました。
以上です(`・ω・´)ゞ最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
☆「青年団・地域活動✎」動画集→https://www.youtube.com/playlist?list=PLCP8H0iqHBwD-_AZAG6c_M8gos44YcwqS
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