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”大分に新しい文化の風を!-来年、国民文化祭も開催☆”
2017.1.28(Sat)14:00-16:00、@大分市コンパルホール

こんばんは!
今日の午後は、大分学研究会例会へ♪

今回のテーマは、大分の文化ホール。
約4年前に、県都にホルトホール大分が開館。
また、佐伯や竹田では新しい文化ホール建設構想も進んでおります。
さらに、来年の国民文化祭は大分開催!
ラグビーW杯に向けたスポーツ機運もしかり、そしてこの文化機運も高まりつつあります。
そこで、今回はホルトホール大分の是永幹夫館長(統括責任者)を講師に、ホルトホール大分や大分の文化ホールについて学習いたしました!

【基調講演】
☆『「市民の家」をめざして-ホルトホール大分の現状と今後の展望‐』

▽ホルトホール外観(※案外よいアングルで過去に撮影した画像が見つからず…あせる)

会館前夜には、ホルトホールをビジョンに、プロジェクションマッピングも!

<1.ホルトホールの概要>
・2013年7月21日に開館。
・年間205万人程度の利用者。
・民間指定管理で運営。
・全国各地からの視察が多い!→∵複合型多機能施設(文化・教育・福祉・産業etc...)
・バリアフリーにも配慮→駅~大ホールまで1cmも段差がない!バリアフリーにこだわった。

<2.目指すモデル-あきた芸術村の取り組み->
・是永会長は、「あきた芸術村」(旧:たざわこ芸術村)のような文化ホール・文化産業を目指す!
※「あきた芸術村」
 ・劇団わらび座の本拠地:わらび劇場を中心とした、エンターテイメントリゾート施設@秋田県仙北市。 
(芸術村にある施設Ex)
  1.劇場…東北や日本を題材にしたミュージカル
  2.温泉温泉…施設内には5つの源泉あり!「毎日気軽に立ち寄って頂ける場」を目指す!
  3.田沢湖ビールビール…地ビールづくりにも勤しむ。昨年、欧州のビールコンテスト金賞受賞!日本一うまい地ビール
(コンセプト)
 「衆人愛敬(しゅにんあいぎょう)
  →世阿弥『風姿花伝』より。人々を喜ばせることが、幸せ・発展へとつながるという教え。
   なお、是永氏いわく、世阿弥=コピーライターの祖、観阿弥=クリエーター・コラボレーターの祖だとか。
(芸術村から学ぶポイント)
・「足元を掘れ、そこに泉が湧く!
 →ミュージカルでは、地元の素材・伝説を題材とすることが大切!
   (○”地域の価値観”←→×”大都市の価値観”)
・「コンテンツをコンテクストに!
 →豊富な単品(コンテンツ)を文脈・背景(コンテクスト)に構築していくことが大切!
 Ex1:「民族芸術研究所」→全国の民謡7万曲(=コンテンツ)をCDに収録・活用(コンテクスト)
    (Cf:@大分…30年前に、県教委&有識者が県内の民謡を調査・録音保存)
 Ex:2「デジタル・アート・ファクトリー」→舞踊や技など(コンテンツ)を3D化して保存・活用(コンテクスト)
    (Ex:舞踊者の体に16か所の測定センサーを付ける→上半身・下半身の動きを3D化して分析・技術継承)
・「全方位のチャンネルづくり
 →あらゆる分野や主体(行政・大学・企業など)と連携を!
・「世界に通じる水脈
 →地球の地下で世界とつながる水脈のように、外国との交流も大切!
・「ファシリテーション・ファシリテーターの出番!
 →思いやアイデアを情報共有・合意形成し、ネットワークづくりを!
 ⇒すべての物事は「人」を介して進む!=ファシリテーター(促進者)が必要!
  Ex:縦割り行政…行政側が内部連携できない→納税者である住民側が連携できるよううどく姿勢も必要! 

<3.大分の文化ホールのこれから-課題と展望->
・指定管理の構造改革が喫緊の課題
 →特に企画運営への市民参画を!(現在、助成金申請企画協議で市民共同推進中)
・佐伯や竹田の新文化会館から学ぶ
 →いずれも近年構想のある地域。構想段階から市民会議をよく重ねており、よい例!
・他県の地域拠点劇場から学ぶ
 →Ex:岐阜県可児市(海外からの視察が多い)、長野県茅野市(駅に隣接・市が100%出資→市民で作り上げる劇場)


以上が、是永氏のご講演内容(要旨)でした。
文化産業に長年携われており、ご自身の経験や学びをもとに、今後必要な視点や展望を語っていただきました。
経験者・ベテランの視点は、やはり説得力がありますし、大切なことが何かが伝わりました。
ありがとうございましたm(__)m


この他、会員からの発表(会員だより)も4名分あり。

1)大分県地酒・焼酎文化創造会議
大分は地酒・焼酎どころ!
…しかし、まだまだ地元の居酒屋で地酒がまだ浸透していない!?(他県の酒が台頭!?)
そこで、大分の地酒・焼酎をPRするNPO法人をF会員が提案!
大分市中央町に拠点を構え、地酒の展示やイベント・試飲を行うとのこと。
来年・再来年、国民文化祭やラグビーW杯で、国内外から多くの方が来分。
その際に、大分の地酒をたくさんPRできることを当面の目標とされているようです!

▽拠点画像。セントポルタご車堂さま向かいの旧クレープ店舗がこの春、大分地酒の拠点に!
 (例会後、さっそく現地確認する私w)

2)チャイルドラインおおいた
18歳までの子ども専用の電話、チャイルドライン。
子どもが悩みや嬉しいことを電話します。
実は、電話内容の6割が嬉しいことの内容なのだとか。
子どもたちの悩みももちろん、嬉しいことも聴いてあげる姿勢も大切だとH会員。
また、東日本大震災や熊本地震で、子どもたちももちろん、若い親の心のケアも必要と主張。
ぜひ、みなさまのご協力をよろしくお願いしますとのこと。

3)日本文化と他文化とのコラボ事業
本日の講演で、まさに文化について学習。
実際に大分市で文化事業に携わるH会員から事業のお知らせ。
▽「青木涼子講演 能OPERA誕生への道(能×現代音楽vol.2)」
 ・2月4日(土)18:30開演
 ・@大分市平和公園能楽堂
 ・チケット:1,000円(全席指定)
世界の音楽会でご活躍の青木涼子氏が、能とコラボ。
現代音楽=難しい…イメージを持たれる方が多いかもしれませんが、実は親しみやすいものだそうです♪
能楽堂で、能と現代音楽。面白そうなコラボですね!

▽「大友宗麟が愛でた茶の湯と南蛮文化」
 ・3月11日(土)15時30分開演~17時終演予定。
 ・@大分市平和公園能楽堂
 ・チケット:前売:2,916円、当日:3,456円
春先、土曜の夕方、能楽堂で裏千家のお茶を頂きながら、西洋音楽(バロック演奏)を堪能しませんか??
大友宗麟公も、和と洋の文化をたしなんだことでしょうね☆

4)日銀広報誌
前回の例会でご講演頂いた、日銀大分支店長の濱田支店長からのご報告。
日銀の広報誌2016年冬号で、大分県別府市・由布市の特集ありとのこと!
熊本地震で、両氏は大きな被害を受けました。
こと、風評被害が甚大なものでした。
昨年12月までは九州ふっこう割で、観光客数も回復基調に。
この1月は、中国の春節の影響でなんとか安定数のようです。
しかし、2~3月の宿泊予約は、現時点で昨年比△20~30%と、苦戦…。
発行部数5万部。全国の官公庁や企業にも配布される広報誌。
別府・由布の元気が、全国に届くことに期待!

以上が今回の例会の模様です。
各分野で頑張られている方が集まる大分学研究会。
様々な学びがあり、見識も広まれば、やる気も触発されます!
そして、そうしたその道のガンバリスト同士のネットワークが大きな力となるでしょう☆
大分学研究会では、一緒に大分について学ぶ・情報発信する・仲良く語れる仲間を大募集中!
詳しくは、公式サイトにて!


さて、来月は魅力体験ツアー!
2月26日、@日田です!
日田の城下町で雛めぐりひな祭り
薫長酒造で地酒を堪能日本酒
ラグビーW杯を目前に、2002年サッカーW杯で一躍有名となった中津江村の坂本村長のお話を伺うサッカーボールカメルーン国旗
詳細は上記公式サイトにて!
毎度貴重な体験のできるツアー!ぜひご参加してみませんか??
(かく言う私は、トリニータ開幕戦@福岡参戦ニータンのため参加できず…残念。。。)


以上です!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^

 

P.S.YouTube大分学検定参考書紹介動画→https://youtu.be/jzqZJHiXh_4

 

YouTubehttp://urx2.nu/LkZA
☆HP→http://takatch.g3.xrea.com/

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