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おごめ~ん、大分のtakatch親方です(`・ω・´)ゞ
まず、台風が猛威を奮っていますね…。
東北のみなさま、大丈夫でしょうか。何卒お気を付けくださいませ。
奇しくも、今日の午後は防災気象講演会に参加。
職場で案内があった&私も防災士(名ばかりですが…(苦笑))ということもあり参加です。
気象の話、とりわけ災害・防災に関する講演でした。2名の講師が、それぞれの体験や考えをご講演されました。
その模様を、甚だ簡単にですがご紹介いたします。
(1)「知ってほしい!命を守る防災気象情報」
~メディアが伝える天気予報の裏側~
・講師:TOSテレビ大分 気象予報士 大波多 美奈 氏
大分のローカル情報・ニュース番組「ゆ~わくワイド」の天気予報をご担当。
気象予報士の仕事や、災害を減らすために大切なことをご講演頂きました。
[印象に残った点]
- 気象予報士…テレビ番組では数分間の登場しかないが、それ以外にも仕事あり(取材・天気図分析・解説を考えるetc..)
- 「防災情報」としての天気予報を、責任感・危機感を持って伝えるのが大切な役割。→災害前に防災情報をGetできるように心がけを!
- 気象の組織の説明(国の機関:気象庁と民間気象会社などあり→防災気象情報は国の機関(気象庁・気象台)しか発表できない。
- なぜ、雨は止んだのに大雨警報が続く??→大雨による災害(浸水害・土砂災害)発生の可能性も含んだ警報のため。
- 「”気象関係者=警報等の発令”→”自治体:避難指示”→”住民:避難(実際に行動する)”」の三者の役割があり
⇒災害から命を守るのは、三者の掛け算→「気象関係者×自治体×住民」…掛け算のため、1つが0だと結果も0となるので注意! - 防災について、子どもの時から教育を!=特定人だけでなく、みんなが防災について知ろう!
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(2)「平成26年8月20日 広島豪雨災害」
~壊された日常生活 その時あなたならどう動く~
・講師:広島県自主防災アドバイザー 新木 信博 氏
2年前、広島市安佐北区で記録的豪雨→大規模な土砂災害が発生。
70名以上もの尊い命が犠牲となりました。
その安佐北区の三入学区自主防災会連合会会長と務められる新木氏が、当時の前中後の様子を語られました。
[印象に残った内容]
・2年を迎えたばかりだが、遺族の悲しみはいまだ癒えず…。
・桐原地区(とげ-:三入学区内の1地区)に暮らすが、災害前の住民の防災意識は非常に弱かった…。
→「山を隔てた地区であり雨が少ない」、「昔からこの地区には安全神話がある」といった意識が住民の中にあった。
→災害前実施の災害図上訓練で、積算雨量300mm(相当な雨量)が桐原地区を襲ったと仮定しても、災害発生予想を過小評価していた…。
・そして、あの大雨・土砂災害。
→濁った雨が雨戸や窓ガラスを強く押し、目がくらむような雷が頭上に何度も落ちてくるような恐怖だった…。
→自主防災組織を通じて連絡するも、名前だけの組織(有名無実)もあり、大事な地区に連絡が届かなかった…。
→メディアも、特定の地区だけを取り上げ、他にも甚大被害のある地区は取り上げなかったのも残念。
・災害時に注意すること…Ex:火事場泥棒・法外金額を要求する悪徳業者対策(パトロール強化を!)、要配慮者の避難所探し(ケアマネ活用を!)、地理をはっきりとさせる(支援者誘導看板の表示を!)
・災害後の災害図上訓練で、住民意識の変化あり。
→Ex:雨を意識するようになった(降雨時に外出する人が減少)、団結「共助」の大切さを知ったetc...
・大切なこと…Ex:日頃から地域の方の顔を見て声をかける・避難訓練(=共助)、自分自身の身は自分で守る(=自助)も大切
…と、講演会は以上です。
気象予報士と被災地の自主防災組織会長と、異なる2者のお話は貴重でした☆
どちらとも、意外とこれまでお話を伺ったことのない立場の方でしたので、新鮮でした。
情報を得ること、地域を知る(地理も人も)、そして自身の学習・心構えを大切だと学びました。
今回、貴重な機会をご提供いただき、みなさまありがとうございましたm(__)m
改めまして、台風の被害が大きくないことを願います。お気をつけくださいませ。